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怖い物語②
新しい仕事を始めて3週間くらい経った頃。
職場の人数は少なかったのですが、個性豊かなメンバーで年齢は皆近く、根は良い人たちなのですが、異業種からの転職組も多く、試行錯誤している方も多かったです。
また、割と新しくオープンした店舗であったため、顧客との関係性も試行錯誤という感じで、わたし自身も色々と慣れない環境にストレスを感じ始めていました。
そんな中、割と業界の経験も長く、年齢も近かったソウダ(宗田)さん。
「疲れてない?大丈夫? 休憩もしっかり取れていないんじゃない?」
責任者のポジションではない彼でしたが、周りのことをよく見ていて、お客さんからも信頼され、同僚にも気を遣い、正直唯一信頼できそうな同僚でした。
声をかけてもらえたことも嬉しく、わたしはつい本音がこぼれました。
「仕事自体はやりがいを感じていますけど、正直少し疲れている部分も・・・」
そこからわたしは少し正直に職場の環境にまだ慣れていないことなどを伝えました。
立ち話をして、わたしのモヤモヤが少しスッキリしました。
ソウダさんにも「みんなご飯行ったりして色々話すといい人だし、花さんも良ければ」と言われ、
同僚の人たちもコミュニケーションの取り方を変えれば、もっと信頼し合える関係になれるのでは、と思い始めました。
それからまた1週間ほど経った頃でした。
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