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職場が変われば職種の意味も変わる。20代シニアディレクターが考える「ディレクター」のしごと

こんにちは!
Morning Laboの介川 円です。

2024年4月から、コミュニケーションプランニング事業のシニアディレクターに就任しました。

「シニアディレクターってなに?」と思った方も多いと思いますが、今回は、私の経験から学んだ「ディレクター」というお仕事について、またシニアディレクターとして目指していくことをお話できればと思います。


そもそもディレクターって何をしているの?


「ディレクター」と聞くと、進行管理やスケジュールの調整などをイメージするかと思いますが、実際の業務は多岐に渡ります。

<SNS企画運用ディレクター例>
・投稿企画の考案、提案
・スケジュール作成/進捗管理
・クリエイターへの依頼
・投稿の企画に沿った構成案の作成
・クライアントとの窓口
・デザイン、キャプションチェック、修正連携
・成果物のクオリティチェック
・投稿管理
・投稿結果の分析、改善提案

などなど、企画考案から分析改善までディレクターが一貫して担当し、PDCAを回します。また、それぞれのタスクに対して、最適な人をアサインするのもディレクターの仕事です。

そのため、マーケティングのことも、担当しているブランドのことも、クリエイティブのことも、きちんと理解できていないと、結果的に「ブランドが目指すゴール」に繋がる成果物を納品することができません。

たとえば、「このイチゴを『美味しそう』に見せたい」というオーダーがあったして、それをイチゴのままで提案するのか、与えられた期間と予算を最大限に活かして、お客さまの好みを調べたりSNSで人気のあるイチゴスイーツと見比べたり、そのスイーツを美味しく見せる工夫をしたイチゴパフェを提案するのかは、ディレクターの力量にかかっています。

どちらかというと黒子として動いている仕事にはなりますが、ブランドコミュニケーションの質を決定づける「縁の下の力持ち」として、なくてはならない職種とも言えます。

撮影で使うプロップも、作れるものはなんでも作ります!


モニラボにおいての「ディレクター職」とは

私はこれまで3社でディレクターを経験してきましたが、経験してみて思うのは、同じ「ディレクター職」でも、それぞれの会社で大事にしていることは異なるということです。

ここでは、私が入社して感じた、モニラボのディレクターが大事にしている姿勢をお伝えできればと思います。

「担当案件を絞るからこそ、真摯に向き合える」

代理店の仕事では、多くの企業の運用を引き受けて1つの案件に割けるディレクションの時間が限られている会社もあると思います。

たくさんの企業を担当することで企業ごとのマーケティングを知れるメリットもあるため、1つの方法として間違いということではありません。

ただ、モニラボは受ける案件数をあえて絞る戦略をとることで、1つ1つのクライアントさんに真摯に向き合う時間を確保し、目指したいゴールにたどり着くための道筋を共に見つけていくことができると考えています。


「パートナーとして一緒にゴールを目指す」

また、クライアントワークというと受発注の関係を思い浮かべがちですが、モニラボとクライアントさんの関係の多くが「発注先」ではなく「パートナー」として存在・機能していることも特徴の一つかもしれません。

クライアントさんの社内で決まったことを実行するのではなく、目指すべき方向や戦略についてともに考え、並走する「パートナー」として接することで、細やかで本質的な支援が可能になっている一面があります。

パートナーとして側で寄り添い伴走する、それがモニラボのディレクターが大事にしている姿勢だと感じています。


「大変」ではなく、「ワクワクする」

私がモニラボでディレクターとして働く中で、スタンスが変わっていった部分が2つあります。


「攻める姿勢」

1つ目は、攻める姿勢。

「成果を出す」ということはもちろん大切ですが、「より大きな成果を出す」ために新たな可能性に果敢にチャレンジしていくことも大切だと気づきました。

今までは「失敗してはならない」という意識が強いあまり、「守り」に徹していて、チャレンジすることを避けてしまっていましたが、モニラボではより大きな成果を目指すためのチャレンジはむしろウェルカム。チャレンジした結果を元にブラッシュアップする、良い循環ができていることが嬉しいです。


「ディレクターとしての背中を見せる」

2つ目は、チームにお手本となる背中を見せること。

新卒からモニラボに入るまでは、ディレクターとしての先輩や経験者が側にいましたが、モニラボでは他社でディレクターを経験してきたのが私のみ。

自分がお手本になるように、ディレクターとして何が良い姿なのか?を常に見せていく必要があります。

メンバーの意見が入ることで、さらにブラッシュアップされていくのが楽しい!

「そこまでやるか」はモニラボの姿勢を表す言葉ですが、ディレクターにおいても大事な姿勢です。

前述の通り、イチゴをイチゴパフェにできるディレクター職だからこそ、ディレクターを目指すメンバーには「大変」ではなく、「ワクワクする」と感じてもらえることが私の大事な役割だと思っています。


目標は、「私以上になってもらうこと」

私は昨年台湾に留学し、時短社員として仕事と語学学校を両立していましたが、台湾生活は「人に任せる」「チームで勝つ」ということをより一層意識するきっかけになり、ディレクターという仕事を人に伝える機会が多くなりました。

台湾留学時の葛藤については、以前こちらのnoteでまとめています。

そして台湾から帰国後に「シニアディレクター」への就任をオファーいただきます。

「シニアディレクターって何?」と疑問に思う方もいるかと思いますが、
モニラボの「シニアディレクター」は、ディレクターの育成をメインに、チーム全体のスキルレベルを向上させていくことが役割です。

シニアディレクターになることを初めに打診いただいたときは、「私で大丈夫?」と思いましたが、かけていただいた言葉に印象深いものがありました。

「介川さんなら、わからない人の気持ちがわかる」

過去をたどってみれば、何も分からないところから、どちらかというと崖から放り出されて(笑)なんとかよじ登って今に辿りつきました。

そして、今も「こうできたらもっと良かった」「次はこうする」と反省と改善を繰り返しながら仕事をしています。

そういった今までの経験で模索して得たものを共有することが、ディレクター育成においても役立つことがあるのではないかと気づきました。

ディレクターは正解はない職種だと思います。

だからこそ、それぞれの強みを活かしてより良いものをつくることができるので、私のシニアディレクターとしての目標は「その人の強みを活かして私以上を目指してもらう」です。

そして私も成長していくメンバーに負けないように走り続けていこうと思います!


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