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「スタートアップ界隈」に無縁だった40代元サラリーマンが「ピッチイベント」に傍聴者として参加してみた感想・学び①

ピッチって何?美味しいの?

 わたしはどちらかというとお堅めの企業に長年勤めており、スタートアップ界隈には孤立無縁の花(by eastern youth)だった私。昨年脱サラし、40歳を超えてから自分の会社を「起業」。2022年9月から友人と一緒に別の会社を設立し、新規事業をスタートすることに。

 サラリーマン時代、それなりのポジションにおり、社内では経営層やチームメンバーから一応は頼られ、意見を求められる存在であった私。世の中のニュースや話題についてもある程度感度を高めていたつもりであった。そんな中、友人である代表に連れられて資金調達と社会勉強も兼ねて何社かのVC(ベンチャーキャピタル)と面談・打ち合わせを重ねている最中になんかぼんやりと「違和感?」「あたらしい世界へのワクワク?」のような不思議な感覚を持ち始めました。
 そんな中、新規事業の代表がピッチイベントに登壇することになり、なんかキラキラした世界そうだなっと、珍し物みたさに私も傍聴者として参加してきました。

 そもそも「ピッチ」って何……?という状態からスタート。
ピッチとは、ビジネス用語で、創業期や起業時に行われる「短いプレゼンテーション」とのこと。いやいやそんなワード初耳やわ!と思いながら、ピッチに向けて友人と前日夜(この辺が社会人あるある…)頑張ることに。ピッチに許された時間は「5分」とのこと。5分制限に向けて、既存資料を変更したりして、なんとか早口で5分程度に収まるボリュームになったのは、当日の2時間前。。

ピッチイベントの流れ

 初めて私が参加したピッチイベント、こういうのが主流なのかもしれませんが、初めてで新鮮だったので共有します。
新鮮だった点は、
①他社の事業ピッチが聞け、世の中の今、近未来の流れが聞ける点
メンターが4組おり、15分ずつ順番にメンターとの面談があり様々な意見が聞ける点です。※いわゆる1 on 1 的なやつ。

【流れ】
①ピッチイベント開始10分前にオリエンテーション
②各社5分でピッチを実施(5分×4社 = 20分)
③全社まとめて、メンターからの質疑応答(10分程度)ベントの趣旨の説明④メンターと登壇企業の個別MTG(1メンター15分×4組 = 1時間)

合計1時30分〜2時間程度

いざピッチ!

 時間は5分。当たり前ですが、社内のプレゼンの優しい目で見るという風潮はなく、5分でどんなで重要なポイントが説明できていなくてもバッサリ切られます。 
 ピッチの内容を書くと長くなるのですが、簡単に。以下のどれかが私のチームのピッチですww

 ・5分という時間制限に煽られてまさかの4分で終了するチーム
 ・説明内容や事業スキームも比較的まとまっているが、資料がなかなか共
  有できない
チーム
 ・半分くらいの説明内容で5分を過ぎるチーム
 ・デモを見せるというのがピッチの最大の見せ場だったにも関わらずデモ  
  がうまく作動しない
チーム 

とまあ、どこのチームも準備してきた内容の半分も出せていない状況。。ただ、逆の視点で言うと、「自分の思いが詰まった事業って5分で語り尽くせないよな〜」とも思いました。

ピッチとプレゼン・1 on 1は目的が違う

 全社のピッチが終わった後、メンターからのアドバイスのターム。一人目のメンターからクールにバシッとご指摘を頂戴しました。。
 今回のピッチの目的と「プレゼン・1 on 1」は目的が違う。ピッチは、あなたたちがどういう人で、どういうバックボーンがあっての部分が重要。事業の内容も大事だが、どこの誰がどういう課題に対して取り組んでいるかに興味を持ってもらわないと、全く意味がない。とバッサリ。。なるほど。。。根本的な理解ができておらずすみません!という感じでした。後々調べたらピッチって言っても数種類あるみたいですね。。

メンターの意見レベル

 以降そのほかのメンターの方々から「1 on 1」 で様々なアドバイス・意見・感想をいただきました。これが正直とても参考になりました。

なぜそう思ったかというと、第3社の利害関係がない人からの忖度ない意見ってサラリーマン時代ってなかなか聞けなかったんですよね・・。特にマネージャークラスの人って特にそうだと思います。

今回のピッチにて、自分達の事業がそういう風に見えているんだという客観的な意見を聞くことができました。

一方で、参考にならない意見もたくさんありました。

私の思考をまとめると以下に分類できます。

①単なる個人の感想 
②標準化を促す意見・指摘 
③実体験に基づいた本質的な意見

次回で、一つ一つ総括していこうと思います。

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