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私は〜〜よりも・・〈徒然〉


こころの金継ぎ師 アドラーカウンセラーのMorleyです。


やっとコロナ熱から解放されつつあります。かかって初めて知る、人それぞれの症状・・・みんな違うんだ💦 かかりつけ医さんに行ったら、「免疫が落ちてるので上がるようにサポートできるようにしましょう」とお薬を出してくれました。あとは体力の回復です。


先日、国際個人心理学会 会長をはじめ、北米アドラー心理学会委員長などで活躍されているMeruna Bluvshtein博士が来日。残念ながらコロナ感染のため、初日の半日だけオンラインでワークショップに参加しました。


テーマは【劣等感 Inferiority Feelings~持ち続ける? 捨てる? それとも自分のものにする〜】その中で強烈に印象に残った例え話がありました。


ある村のそばになる洞窟に、隠遁者(世捨て人、世間から逃れてひっそりと隠れ住む人)が住んでいました。ある日、洞窟のそばの村で大火事が起こりその村は焼け落ちてしまいました。すると、その隠遁者は荷物をまとめて洞窟を出て、別の村のすぐ側にある洞窟に移り住みました。


一見、反社会的なタイプの隠遁者であっても、村を必要とする。「私は一人でも大丈夫」と言いながら、人の住む村と一定の距離を空けて人の側に住む。つまり、村とのつながりを持たないための村が必要である。私が劣っている、優れている・・・比べる対象が常に必要であると言える。例えば聖なる人になりたくても、そうではない立場の人が必要である。


ハッとさせられた瞬間でした。まるで私も変わりない!?


長い間、「どんな勉強会に参加してりしても、なかなか居場所感を感じられない」と私は思っていたし、口に出してもいました。せっかく学びたいと参加していても、いつも誰かと比較して、凹んだり優越感を味わったり・・そこを価値基準にして生きてきたから、いつも緊張感や重圧感があったり・・・そこが安心・安全な場なんかになるはずもない。すると自分にはこの場所に合わない・・・とその場所を自ら離れていっていただけ。

学びにきているはずなのに、誰かの知識が多かったら・・・少なかったら・・・とか、誰かと比べていい悪いのジャッジをする!? そんなふうだからストレートに学びが入らず、そこにいる人たちからも学ぶ機会を自ら半減させてきたんだわ。


「私は〜〜よりも(私が劣っていると感じる相手と比べて)
    価値がないと感じる」
「私は〜〜よりも(私が優れていると感じる相手と比べて)
    価値があると感じる」


この二つのやり取りの中に身を置いて、日々それを強化させて生きてきたと改めて思う。アドラーによると、この練習問題は、少なくとも社会生活を送っている私たちが人生で体験する、ほとんどすべての痛み、苦しみ、悩みの理由を反映しているということです。


確かに縦の構造の中で成り立つ社会だけれど、そこにスイッチが入ってる時こそ誰かと競ったり意味のないやり取りで心が揺れてざわついている。その時こそ気づきのチャンス。そう思っている私がいる。いい悪いではなくそれは必要か、それが共同体の中で役にたつか? それで自分もまわりも幸せになるだろうか・・・自分に聞いてみよう。


日々是アドラー、日々是学びの機会・・・成長していきたいと思うのでした。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。

Morleyでした。

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