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学ぶってなんだろう? #はたらくってなんだろう 第二章

前回、#はたらくってなんだろう? に対して、お客さんを喜ばせることだとお伝えしました。
お客さんを喜ばせるためには
「お客さんができないことをかわりにやってあげる」のが王道です。

そのための準備が「学ぶ」ということ。
これについて、くわしくお伝えします。

小中高校では、自分のために学ぶ

大学の授業でこんなことを聞いてみました。

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この大学は、偏差値の高い大学だったので、この傾向が強いと思いますが、日本の大学生の8割以上は同じ意見でしょう。

自分のために勉強して、自分に(いい大学に入学という)いい影響がある。
ごく自然で、当たり前の行動です。

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大学ではなんのために学ぶ?

では、この質問はどうでしょう?

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そうなんです。日本の大学って、明確な目標がないんですよね。
成績が良くても就活にたいして役に立たないし、それほど勉強しなくても卒業はできるし。
中高校生における受験みたいな、勉強と直結するイベントがないんですよ。

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社会で求められているのは、なに?

大学を卒業して、会社に出ると、求められる事が大きく変わります。
社会では
「この人は、我が社の顧客を喜ばせることができるか?」
で、評価されます。

そうなんです。
大学受験までは
「自分のテストの点数」が評価基準だったのが、
社会人になると
「自分以外の人への影響力」が評価基準になるんです。

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ここに大きな断絶がある。今までとルールが一変する。

これが、「お金を払って学ぶ学生」「お金をもらってはたらく社会人」の違いです。
この大きな転換に気付かないで大学生活を過ごしてしまうと、就活でつまずいてしまいます。

自分以外の人を喜ばせるってなに?
お客さんを喜ばせるってどういいうことでしょう?
スタバでのバイトを例に考えてみましょう。

あなたは、スタバでバイトを始めたとします。
お客さんに美味しいコーヒーを飲んでもらうために、マニュアルを読んで業務を学びます。

ある日、バイトをしていて気付きました。
このスタバの店員、誰も英語が話せない。そして、外国人のお客さんが困っている。

あなたは、大学受験の得意科目は英語でした。でも、外国に行ったことはなく、外国人と話したこともほとんどありません。

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そこで、早速本屋で「飲食店の英会話」という本を買ってみました。
読んでみたら、思ったよりも必要なフレーズは多くありません。(商品名はほぼ全部英語ですし)
一通り、口に出してみて、翌日、早速外国人のお客さんに話しかけてみました。

結果は、大好評。
外国人のお客さんは喜んで、また来るよって言ってくれます。実際、翌日また来てくれて、わざわざあなたを選んで注文をしてくれます。

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こうやって、自分の特技をみつけ、業務で役に立つように勉強し、お客さんを喜ばせる。
これが出来る人を企業は欲しがるのです。

学んだことを、キャリアにつなげる

こうやって、お客さんを喜ばせたことを、自分に向いている、楽しいって思ったら、コレを仕事にするといいです。

外国人のお客さんを接待するとか、外国人のスタッフと一緒に仕事をできる会社を探すといいでしょう。
職種は、店員やホテルマンなどの接客でもいいですし、海外営業や、外国人エンジニアと一緒に仕事をするIT部門とかでもいいかもしれません。

そして、この話を、外資系のホテルや、海外進出している企業の面接で話せば、高く評価されます。

このように、大学受験で学んだこと、バイトで学んだことを元に、自分の得意なことをみつけ、将来のキャリアに繋げていくのが大学で学ぶことなんです。

そのために、たくさん経験を積んで、それをどのように面接やESで伝えるかを学んでおくことも大切です。

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この「経験」は、大学の授業やゼミの研究でもいいですし、サークルやインターンでもいいです。
ただ学ぶだけではなく、その学んだことで、他人を喜ばせることができるかをいろいろためしてほしいのです。

それさえできれば、次のキャリアは必ず開けてきます!

次回、より具体的に(大学3年の時の私を題材に)大学時代にやるべきことを解説します。

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