「離見の見」 客観視の重要性
「離見の見」とは、能を世に広めた世阿弥の言葉です。
客席で自分を見るように、前後左右の視点で自分を見よという意味です。
客観性はパフォーマンスを向上させる上で非常に大切な要素です。
主観的な目線では、本当の改善点が見えないことがあります。
思いがある取り組みほど、盲目的になってしまうことが多いです。
冷静・客観的・現実的。
この視点でフィードバックをしてくれる人を持つことは重要です。
お客様は常に、冷静・客観的・現実的に私たちのサービスを見ます。
このことがわかっていないと、熱い思いを持って作ったサービスが売れると勘違いします。
大事なことは、そのサービスがお客様にどう見えているかです。
これがずれると、全く売れないものになります。
なぜ、「能」が世界中から愛される伝統芸能になったのか。
それは、「能」に携わる人々が離見の見で「能」を発展させてきたからでないでしょうか。
長きに渡って存在し続けるものには、必ず存在する理由があります。
そこから学ぶことはたくさんありますね。
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