「ラーメン屋」から「自己実現プロデューサー」までの軌跡②
ラーメン屋さんから離れ、自己実現プロデューサーとしての道を歩もうを思ったのは、教育や成長、自己実現といったものを通して人が味わう喜びにもう一度触れたいと思ったからです。
「たった一度の人生、本当はどうしたい?」
こう自問した時に出た答えが、
「もう一度、人の自己実現に貢献する仕事がしたい」という答えでした。
覚悟が定まり、これからのプランを作っている時、
古くからの友人と会うことになりました。
その友人に近況を報告したとき、彼が一緒にやろうと言ってくれました。
彼の協力があって、私のブランディングとマーケティングをサポートしてくれるマスターマインドチームが出来上がったのです。
私は2006年から2016年まで、教育事業を行う会社に勤めていました。
研修講師として登壇させていただく機会に恵まれ、コンテツの制作などもやらせていただきました。
その経験と知識があったので、コンテンツと実績に関しては、
全く問題がないと思っていました。すぐにコンテンツを販売できると思っていました。
世の中は甘くありません。
私が持っていると思っていたコンテンツと実績は、当然ですが勤めていた会社のものです。それを私が勝手に使うことはできません。
そんな常識的なこともわかっていない自分を恥ずかしく思いました。
なので、コンテンツも実績も全くない状態でのスタートでした。
さて、その状況で、
最初に私がやったのは、人生の棚卸しです。
大体の人はすぐ売上が欲しいので、コンテンツを作ろうとします。
極端な言い方をすれば、コンテンツは誰もは扱えますし、話せます。
コンテクストとは、文脈という意味を持つ言葉です。
コンテンツの前にコンテクスト。
なぜ、自分が自己実現に貢献する仕事をしたいのかという、
目的とその背景を明確にするために、人生の棚卸しをしました。
小学校〜現在までの自分の歴史を書き出します。
すると、どんどん色んな経験・体験・出来事が出てきます。
自分の成長、人の成長、それらを通してたくさんの感動を味わってきたこと。人に恵まれる人生で、たくさんの人に助けられ、応援していただいたこと。これらの経験を棚卸ししていくと、なぜ人の成長に携わりたいのかが明確になってきます。
嬉しかったこと。楽しかったこと。悲しかったこと。悔しかったこと。
その時の感情がリアルによみがえりました。
パソコンに向かいながら、涙が止まらなくなり、何度も作業を中断しました。
人生の棚卸しをすることで、コンテクストが明確になっただけでなく、
「感謝」という、大きくて、強くて、暖かいエネルギーを受け取ることができました。
そして、「自己実現に貢献する仕事」への思いが強くなりました。
③へ続く。
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