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花屋未経験からパリ花留学までに準備したこと

自己紹介や概要でも、何度も繰り返していますが

花の世界に足を踏み入れたとき、

わたしは花屋経験もなく、花の知識もゼロでした。

それまでも花を好きではあったけれど、

当時は競技ダンスのアマチュア選手でもあり、

平日は仕事後に練習場へ直行してダンスの練習に打ち込み、

週末は大会に出場するという生活が基本となっていましたし、

転職するだとか、留学するだとか、考えたこともなかったのです。

それがある日、ネットで見つけたRosebud fleuristesの花の写真に一瞬で心を奪われ、

すぐにパリ行きの航空券を手配し、

Rosebudを訪れて。

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初めてゴダールの映画を観た時のように、

雷に打たれたかのような衝撃を受けました。

そこでRosebudでスタジエール(研修生)として学ぶチャンスがあるというお話を聞き、

花業界のことを1ミリも知らぬまま、

もちろん自分の将来について具体的な展望もないまま、

Rosebudでのスタージュ(研修)だけを確かな目標に、

夢中で、花の世界に飛び込んだのです。

若さゆえの向こうみずな決断だったのかもしれませんが、

アスリートとして一度立てた目標に向かって地道な練習を日々重ねることが習慣になっていたせいか、

その後、地道に(地味にともいう)留学準備をはじめました。


花屋未経験から、パリに花留学するまで


花留学のかたちは人それぞれで、正解はありません。

わたしの場合、まだ20代だったので、ワーキングホリデービザを取得して渡仏予定だったのですが

一年間パリに住むなんて、一生で一度きりの経験だと考えていました。

(当時は、ワーホリ後も今のように行き来することになるとは想像だにしていませんでした。)

だからこそ、一日も、一秒たりとも、無駄にしたくないし、

めいっぱい、最大限、パリの花、パリのエスプリを吸収したい。

そう思い、花留学を決意してから、実際は2年ほどの準備期間を経て渡仏しました。

具体的に、何を、どうやって準備したかというと

大きく分けて、下記の3つです。

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