ダシとソシキの素敵な共通点。
最近ハマっているのが、『水炊き』を作ること。
寒いと鍋食べたいな〜ってことがよくあるのですが、市販のスープでは物足りない。
ということで、最近ダシから取ることにハマっているのですが、ダシとソシキはよく似ている。
良いダシじゃないと鍋はうまくない。
そりゃそうだ。と皆賛同してくれると思います。鍋はダシが重要だと。
実はソシキも同じです。
うまい鍋を食べたければ、良いダシが必須です。同じように、良いプロダクトを作りたければ、良いソシキが必須です。
どちらもなくてはならないものです。
『うまい鍋食べたいから、良い材料買ってきた』『良いプロダクト作りたいから良いアイデアもらってきた』これは一見すると正しいようで、正しくない。
どれだけ良い材料入れても、ダシがまずいと鍋はまずい。どれだけ良いアイデアでも、ソシキが機能しなければ良いプロダクトにはならない。
かのベイブルースさんの有名な名言。
100億円プレーヤーがいくら集まったところで、バラバラのチームには1円の価値もない。
本当そのとおり。
ダシとソシキを創る工程は同じ
まずはダシの基本から。
やはり素材は大事。ダシを取る元の素材がダメだと、美味しくならない。
次に下ごしらえが重要です。内蔵取ったり、塩もみしたり、軽く茹でたり。
そして良い素材で、下ごしらえをしっかりしても、必ずアクはでます。
これは仕方ないことなので、定期的にメンテナンスをしましょう。
そしてしっかり時間をかけること。良いダシは、時間を惜しまず煮込むことで生まれます。
次にソシキ作り。
良い人材を集め、しっかりと相互理解やビジョン・目的のすり合わせ。良い人材が目的を共にして走っても、すれ違いや問題は発生する。ソシキのアクを取るために、定期的に議論をする。そしてソシキ作りには時間を惜しまない。
そう、基本的なことは全く同じ。
今日ランチの時間に一緒に働いている仲間と話しになったけど、『人数が多くなると、ソシキは崩壊するよね〜』って話は、
・下ごしらえを怠っているか
・定期的にアクを取る行為を怠っているか
そのどちらかでしかない。鍋にいっぱい鶏ガラ入れれば、下ごしらえも大変だし、アクも沢山出る。良いダシをいっぱい取りたくてやってるんだから仕方ない。
ダシの話をしたら、皆そうだよね。下処理もアク取りも大事だよね、って共感してくれるのに、ソシキの話になると、『何をすればアク取りをしなくていいか?何をすれば下処理をしなくていいか?』という魔法のメソッドを探そうとしてしまう。
いやいや、どれだけ良い人材を集めても、アクはでますよ。
ダシもソシキも目的ではない
良いプロダクトを作りたいなら、良いソシキを作ろう。
良い鍋を作りたいなら、良いダシを取ろう。
ただし、
どれだけダシにこだわっても、料理に使われなければ意味がない。
どれだけ良いソシキでも、アウトプットしなければ価値がない。
要は手段だよね?ってことでもなく、どちらも欠くことの出来ない重要な要素です。とりあえず材料集めて鍋に突っ込むのは辞めませんか?
うん、ダシとソシキはとても良く似ている。
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