2021/7/12 学びを、より“自分ごと”に変えるには
【学びを、より“自分ごと”に変えるには】
学びを自分のものにするためには、“やる気”よりも大切なことがあります。
それは、“臨場感”。
なぜなら、「現場にコミットしている」という臨場感を得て、初めて脳の働きがアクティブに切り替わるからです。
それはリアルな学びの場だけでなく、オンライン学習でも同じ。オンラインの場合、自分側のビデオをオンにする・チャットで発言することで、得られる臨場感は大きく変わってきます。
自分がコンサルタントや講師として学びを提供する立場なら、
参加者のビデオはオン、
「へー」「そうなんだ!」と言ったチャットでの相槌や気軽な発言を促す、
逆に学ぶ立場なら、積極的に発言や質問をしてみる。
その場にコミットするすることで、多くの学びを自分ごとにすることができます。
学びを自分ごとにする、つまり「腑に落ちる」とか「理解する」状態は、自分の経験と新しく得た知識が結合した時に生まれるもの。
この瞬間、脳の中ではシナプスの結合が起こっています。
シナプスは、歳をとると固まって動かなくなっていきます。すると、新たな学びを取り入れにくく、人間関係においても、新たな関係性を築きにくくなっていきます。
このシナプスの可塑性を、若い状態のまま保つにはどうしたらいいのか。
そのためには、「知らない言葉を積極的に取り入れる」ことが効果的だという研究があります。
若者の間で流行っている新しい言葉だけでなく、自分とは異なる専門分野で使われている言葉だったり、カタカナ言葉などもその一つ。
知らない言葉は意外とたくさんあるのです。
例えば「ブリコラージュ」という言葉があります。これはフランス語で「その場にあるものを寄せ集めて、試行錯誤しながら新しいものを作る」ようなことを指しますが、日本語に直訳できる言葉がないので、そのまま「ブリコラージュ」と言うしかありません。
新しい言葉を取り入れることは、新しい方法や思考を獲得することと同じ。
知らないことを果敢に取り入れていくことは大切です。コンサルタントの仕事は、社会の状況を把握することでもあるからです。
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