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2020/6/29 “自信”はどこからやってくる?

【“自信”はどこからやってくる?】

コンサルタントとして企業の社員研修を行うと、「自信がない」という人によく出会います。

というよりも、日本の一般企業で働く人の中で、自信がある人にはほとんど出会わない、といったほうが正しいです。

特に30代以降、中間管理職前後の人々は、長い社会人生活の中で「自信が摩耗してしまっている」人が多いのです。
そして、40代以降になると「自信がない」人と「自信がある」人に極端に分かれます。ここには「出世=社会に認められている実感があるか」と直接リンクしているという点も見受けられますね。

逆に、仕事に慣れはじめた20代後半は、自信に満ち溢れています。

さて、企業の生産性にも大きく影響する「自信」をつけてもらうには、どうしたらいいのでしょう。

まず「自信」とは、バンデューラ博士が提唱した「自己効力感」と、「自己肯定感」の掛け算だと言われています。

私は、ここに「目的意識」を掛け算することが重要だと、企業研修でお話ししています。なぜなら、自分の意図や目的なく、ただ何かをしているだけで前者2つにつながるかというと、それは難しいというケースが多いためです。

研修では5人1組のワークを行い、自分の弱いところをさらけ出して、他の人たちがリフレーミングする、ということをしています。
そもそも、日本社会は「減点法」なので、私たちは子どものうちから、どれだけいい点数を取っても「じゃあ、次は100点を目指そう」とか「100点を取れなかったのは、ここを間違えたせい」というような、数限りない否定語を投げかけられてきました。

日本人が成人するまでに見聞きする否定語の数は、なんと「14万8000回」だと言われています。それは自信もなくなりますよね。

だからこそ、「自信がない」のは自分の解釈でしかなくて、他の人はそう思っていない、その人にとっては自信が持てない要素でも、解釈を変えればすごく尊い要素に変わったりするんだということを認識してもらうだけで、自信はみなぎってくるものなんです。

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