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2022/8/27 リベコ大会③コンサルタントのためのリベラルアーツ ~いかにして「情報」を活用するか?

2022年8月27日に、リベコの夏のイベント「人生を変える! 社会を変える! ~これからのコンサルタントに必要な知識とスキル~」が銀座会場とZoom配信のハイブリッドで開催され、3名の理事が登壇しました。今日は、理事でアルスコンビネーターの矢萩邦彦さんによる基調講演「コンサルタントのためのリベラルアーツ ~いかにして「情報」を活用するか?」のご紹介です。

同じ情報と言っても3種類あり、それぞれ意味が違います。Data(存在する情報)、information(意味が分かる情報)、intelligence(使える情報)の3種類です。

OSINTといって、公開情報から諜報活動を行うことが行われています。Informationを有益なintelligenceに変える、知っていることに意味を与えること、情報の属性や機能を捉え直すことで、使える情報になるのです。

情報はWEBで探すのが一般的です。WEBにも、表層WEB(検索エンジンで検索できる)と深層WEBがあります。深層WEBには、公開WEB(ロボットを回避するよう設計、URLが分かれば閲覧できる)、非公開WEB(会員制でPWが必要)、ダークWEB(違法取引に利用)があります。深層WEBの方が圧倒的に多いと言われていて、存在しているのに探せていない情報が多いのです。

徳川家康について検索する際、間にスペースを入れると、検索結果は大きく変わります。「Ieyasu Tokugawa」で検索すると、日本人以外の視点から見た情報が得られます。申込書と申し込み書、受付と受け付けも、コンピュータにとっては別の言葉になります。

この他に、表記の違い(じゃがいも、ジャガイモ)、別の呼び方(方言、業界用語)、類語や似た意味の言葉、抽象度を変える、隣接情報を加える、and or等のコマンドを使うなども検索の際に注意すべきことです。

情報はWEBの中だけにあるのではありません。図書館の利用、関係のある人に会う、関係のある場所に行くことも重要です。

 情報を得て活用することで教養を高め、異分野に越境し、キャリコンとしての活動を充実させることができます。キャリコンの役割は近年拡張していて、従来言われていたカウンセラー、コンサルタントとしての役割以外に、場づくりのプロとしての期待値が高まっています。マイスターハイスクール(専門高校)でのキャリコンの関わりは、その好事例として注目を集めています。

(仲井圭二)

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