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線のない世界へ

境界線を作りたがるのは、自分は大丈夫だと安心したいからでしょうか。

国、都道府県、市町村、区、家族、、、

そんなに境界線を狭くしていってしまったら、ついには自分しかいなくなっちゃう。

そして、最後には自分をも信じられなくなってしまう。

今まで、区切られる事で辛い思いをしてきたのでは無かったのかな。
傷つけあってきたんじゃなかったかな。


この線の、あっちとこっちで何が違うのだろう。
名前だけもしれない。

地図にしか書いていない、その見えない線。

土壌はちゃんと繋がっていて、同じ風も光も水もみんな流れている。

鳥も熊も微生物たちも、みんな線のない世界を生きている。

なんだ。人間だけじゃないの。
つまらない事してるのは。

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