森のお手当て はじめました。
森からは、もらってばかり。
お薬アレルギーがあるから、何か問題が起きたら森へ行く。私の不調は、ドラッグストアもお薬でしか治せない医師のいる病院も治せない。だから、森へ行く。
植物もチカラもヒカリも音も、森には全てあって。惜しみなく与えてくれる。いつも、ずっとそうだった。
森から出てきた人間は、みんな元気になっている。私もあなたも。分け隔てなく。
いつからか、申し訳なくなっていた。「ありがとう」だけじゃ足りなくなってきた。
森は求めない。でも、足りていない。
森で暮らすみんなの邪魔になっていないか。
なんで土砂崩れが起きているのか。
なんで森で暮らす動物たちが里におりてくるのか。なんで、人間に見つかると殺されちゃうのか。
なんで植物たちの種類が減っているのか。レッドリストがどんどん増えていく…
あれ?森はもしかして、苦しんでいない?
だから。観察から始めた。
今、森で何が起きているのか。森はどうなりたいのか。
人間の目線は一度脇に置いて。森では、森の存在たちの目線で。空、動物、昆虫、微生物、高木、低木、草花、風、日光、、、色んな目線でただただ観察。
1年。季節の変化と共に、森の観察。たくさん見せてもらった。触れさせてもらった。少しずつ、お互い信頼関係が構築されていった。わたしの役割が森に伝わる。森の要望がわたしに伝わる。やる事がみえてきた。人間の世界に戻っても、欲しい情報や栄養、知識や経験を持つ人が集まってきた。
準備はできた。さ、後は動きながら。身軽な方が良いから、出来る範囲から動き始める。
知識だけあっても、現状に憂いてばかりいても、未来を恐れていても、お祈りだけしても、奇跡を願っても、森はあまり変わらないと分かったから。
私たちは動きます。
森は生命の複合体。目に見えるのも見えないのも、数えきれない生命が繋がって積み重なって存在している。だから、森全体のお手当てを。木だけじゃない。水だけじゃない。土だけじゃない。誰も何も傷つけない、優しく謙虚に丁寧に。いつも森の目線で。
ちっぽけな人間による 森のお手当て はじめました。
ちょっと不思議な森のお手当て。ここに少しずつ記録していきます。はじまりはじまり。
いただいたサポートは森のお手当てに使わせて頂きまーす