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夢中であれば失敗も美味。

森との関わりを、ただただ続けています。

私たちの森との関わり方は、ほぼ知識や既存のやり方には頼らずに、その森や土地、動植物たちに対する提案という形で進めています。

「こんなのどう?」って提案して、受け入れられたり、喜ばれたり、跳ね返されたり。

問題が目の前にあったならば、まずは観察。多角的に様々な視線からの観察。

「良くなる」は目標ではなく、過程。ゴールなんてないと思っています。いつの誰に何にとって良い状態か、しっかりと観察しながら。

現象が問題となっている原因、それが続いた先にある現象。何が何にとって、どの様に問題となっているのか。どんな風にお手当てすれば、全体に広がるのか。観察するのは、表面に浮き出た目立つ現象だけではなく、それを辿った大元や枝分かれして派生したパーツ、問題の本質を含めた全体。

今だけじゃなく、ここだけでもなく、変化を基本とした全体へのアプローチ。循環の中にうまく組み込める様に少しずつ丁寧に。

特定の何かだけが笑っていたり、何かだけが苦しんでいる世界にはもう飽きたから、対象は全体。上部だけの解決は時間の無駄だから、本質的な解決を目指す。勝負じゃないし、悲しくなる分断はいらないし、何も傷つけず否定せずに、役割を思い出す作業。

問題を観たならば、感情に流されず、欲を消し、本質的な解決策をみんなで作り上げる。

失敗はおやつみたいなもんです。大好きな硬めのジンジャークッキーみたいに、ボリボリ食べながら進みます。

この前も大失敗しました。その時は気づかなかったんだけど、しばらくして「何か変だよねー」と話していたら、「あー!」ってとんでもない事をしていた事に気が付いて大笑い。すぐに対処して、良い感じになりました。

失敗も笑い合える相棒と、それも受け入れてくれる自然に助けてもらいながら、なんだかんだで楽しい、私たちの森とのお遊び。森は優しいから私たちを否定しない。ほんと、すごい。かなわない。

私と、圧倒的な私以外の存在たちとの愉快で素敵な関係性を楽しんでいます。夢中ってこれなんだろうなー。

夢中であれば、私が消える。ただただ役割として存在し、森と関わる事ができる。


いただいたサポートは森のお手当てに使わせて頂きまーす