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優しさに付着する何か。

尊敬する方と話していた時、ふと自分の口から出てきたことで、「なるほど」と思ったことがあったので。
忘れないうちに、考察しながら文章化。

優しさには種類がある。

優しさが丸ごと違うというよりは、優しさに付着する成分に種類があると言った方が正確かもしれない。

強さ、厳しさ、しなやかさ、儚さ、弱さ、脆さ、傷つきやすさ、守りたい、大切だと伝えたい、自分にも同じく返してほしい… まだまだたくさんある。

理由ともいえる。根源ともいえる。

場面で、相手で、自分の持つ余裕でも変わる、この付着する成分。
優劣はなく、ただただある。


同じ日。久しぶりにお会いした笑顔の素敵な方に、「お元気ですか?元気だと良いなと思っていました」と言われて、とっても幸せだなと思いました。

施術をお仕事にしていると、自分の事は自分でケアはしますが、ついつい施術対象を優先してしまう。
家族や友人たちが私を大切に思ってくれているのは感じていましたが、施術を受けて下さる方々からもいただいていたのだなと気付いて。
じゅわーって、心が満たされました。

大切にされていると気付くこと。
人から、森から、川から、土壌から、風から、光から、空から。みんなから。
ただただ気付くだけ。満たされて感謝して行動に移すだけ。
その先にあるのは、きっと優しい世界。

傷つかず、傷つけ合わず。
みんながみんなに優しい世界。

私がいつかみたあの世界は、どんな成分が付着していたのだろう。

あの循環する世界は、厳しさと優しさのバランスが美しくて。
ピンと背筋が伸びる様な、心臓の奥に火が灯る様な、足の裏から伝わる鼓動に踊りたくなっちゃう様な、あの世界の優しさ。

そうだ。そうか。
何もなくて、全てある。

光と闇が作り出す全てが無くてあるんだな。

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