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赴任して12年 中国で製造を支える

こんにちは。広報担当のナギです。

先週、中国は旧正月の春節でしたね。
モリトの中国のグループ会社も春節のお休みで、一時帰国されている出向社員の方がオフィスに立ち寄ってくれています。久しぶりに元気そうな様子がみれて嬉しくなりました。

賑やかに春節のお祝いがなされています

中国での製造拠点

モリトは、商社であって、卸売りであって、製造も行っているちょっとユニークな企業グループです。製造を行っている会社は3か所あるのですが、そのひとつ中国 深圳市にあるモリト工貿についてご紹介しようと思います。

中国 深圳市にあるモリト工貿

中国 深圳市で

深圳市は「中国のシリコンバレー」と呼ばれ、香港と隣接する経済特区。人口は約1767万人、北京市、上海市、広州市とならぶ中国4大都市のひとつです。そんな深圳市の郊外にある工業地区「宝安区」で金属ホック、ジーンズボタン、ハトメ、袋物の縫製品を生産しています。

モリト工貿ではジーンズボタンや金属ホック、ハトメなどを生産

赴任して12年

こちらでは日本人のSさんが赴任して12年、モノづくりに奮闘しています。

同じ金型、機械で作っても毎日同じものは生産できません。外部環境の変化に応じて調整する必要があるんです。
同じ品番の材料を使用しても、ロットによって毎回微妙に品質が違う。毎回同じ商品を作るためには、金型、機械、材料のクセを把握して、毎日微調整する。
これは経験がものをいう職人の世界ですね。

Sさん談

Sさんは、もともと営業を担当していたそうで、モノづくりの現場は想像していたよりも大変だったそう。赴任当初は中国語も分からず、通訳の方についてもらって、毎日現場に入り、何が問題なのか、必死で色んなことを吸収したと言います。また、モノづくりのプロである工員の方々と商品を使う立場の目線からアドバイスするなど現場と切磋琢磨し、お互いに成長できたと言います。

会社の自慢

会社の自慢は?と聞いてみると「とにかく明るい」事だそう。「それほど多くの現場ではありませんが、営業時代に他社のメーカーさんを見ることがあって、他の工場に比べてコミュニケーションが多く、工場内に笑顔がたくさんあること。」と嬉しそうにお話されていました。Sさんのお人柄もあって社内の雰囲気がよいのだと感じますね。

明るい雰囲気の工場内

深圳市での暮らし

深圳での暮らしについても聞いてみました。
元は漁業の町だったので山に海にと自然豊かで、美しく整備された公園をジョギングすることも。

山だと、深圳十峰の最高峰 梧桐山がおススメだそう。深圳の人なら一度は登る山というほど有名で、頂上へはかなり急な階段を上らなければならず、かなりハードな道のり。その分、頂上からの景色は格別で、登頂の証明書も発行してくれるそう。

深圳十峰の最高峰 梧桐山

食事も楽しみのひとつ、広東省といえば飲茶でしょうか。日本人好みの料理も多く、安心して注文できます。人気のお店は、休日の朝7時から開店、すぐお客さんでいっぱいになるそう。最近では、日本のレストランもたくさんできて非常に便利になったそうです。

飲茶はどれも美味しくて、日本人好みの味で安心

深圳は中国の中で、最も電気自動車の割合が多い都市だそう。タクシーや市バスはすべて電気自動車で、街中に充電所がいくつも設置されています。
最近では、試験的にスタートした自動運転タクシーが話題だそう。まだ、区間は限定されていますが、実際に乗車することもできるそうです。

電気自動車の市バスが走っています

習慣や考え方の違いはあれど、助け合って前向きに仕事するところは日本人も中国人も同じ。これからも品質にこだわったモノづくりで商品をお届けします。

Sさん談

約120名の社員を明るく引っ張っておられるSさんは、笑顔で話してくれました。

高品質な商品をここ深圳から全世界へ

製造の現場は、日々職人の技コミュニケーションに支えられ、高品質な商品を作りだしています。モリトグループの製造を支える中国 深圳市のモリト工貿のご紹介でした。