【オリジナル曲】as we are - モリタクロウ（live at Mizonokuchi neonera）

さあ 
終わりにしよう
これ以上 
偽れない

耳をすませば
震えてる 
息遣い


傷ついたまま
抱きしめられないでしょう
ごめんね


三時間ほど前に
淹れたコーヒーを
胃袋に流しては

もう既に
味わうほどの 
余裕さえもなくした

いつからか ほころびが
裂けて広がって

お互いの 
大切な
思いやりの
こころさえも
冷えきってしまった


ねえ 
今更だけど
君のこと
愛していた

本当のことだよ

震えてる 
消えない過去


君の理想に 
寄り添いすぎたから

離れなきゃ


気がつけば 
君はもう
僕の深い場所で

笑ったり 
怒ったり

その一つ一つの 
所作が
染み付いて
離れない

苦しみは
安らかに
いつまでも眠って

出来るだけ
起こさないように
そっと抱えて 
君を
引き剥がそうとするけど


その寝顔が
歪むのを
見たくなくて

どうしよう
抱きしめたい


泣きながら
君は言う

「二度と離さないで」

噛み締めて
僕は言う

「ここで抱きしめたら 
二度と
離れられないから」


三時間ほど前に
淹れたコーヒーの

酸味さえ
気にならないほど 

思い詰めた
僕の腕は
君を引き寄せ

「今までもこれからも
愛してくれますか
僕だけは
君のこと
否定しない」

なんて

そんな

都合のいい
セリフを

重ねて

重ねて

重ねて


いつまでも
変わらない僕は
僕のままで 

いつまでも
美しい君は
君のままで


いつまでも 


いつまでも


いつまでも

2021年夏、新しい住居に引っ越しをしましたが、冬を迎える準備ができておらず、少しずつ寒くなった頃にこの曲のサビが浮かびました。

温かいはずのコーヒーも、冷たい空気に簡単に冷やされてしまう。
不思議なもので、初めから冷たいコーヒーはすぐに飲み終わるのに、温かいところから冷えたコーヒーはすぐには飲み終わらない。

寒いと、どうも身体がこわばります。

こわばると、リラックスできていないからか、少しせっかちになったり、なかなかイライラから抜け出せなくなったり。

自分にとってよくないなと思うことは、心なしか冬のタイミングでしばしば起こります。
当然、個人の見解ですが...。

どうにかそこから抜け出したいと思って、かつなるべく素直に言葉を紡ごうと試みました。

男の「言葉に二言はない」は、生涯を通して貫かねばならない。
それができない弱さは責められて当然と思うし、しかしできない事実もまた自然だと思います。
基本的に男性は、女性に対する立場はないんじゃないかと思います。ええ。。

そんな男性に優しくしてくれる女性は、本当に貴重なので、きちんと大事にしないといけません...。まじで。

このテイクは、溝の口にあるneoneraというお店で2022年にワンマンライブをした時のものです。
先日upしたparallel pictureも、このライブのものですので併せてお楽しみください。