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【ニューノーマルの兆しを掴む#003】市場トレンド変化レポート(住まい・住宅編)


ニューノーマルの切り口が求められる社会の動きをソーシャルリスニングによって分析するレポートです。「市場トレンド変化レポート」の第3弾として、「住まい・住宅」に焦点を当てて企業・市場のトレンド変化を分析します。

ハウスメーカーや不動産、金融業界の方々に是非チェックしておいて頂きたい内容です。

※調査概要
・SNSプラットフォーム:TwitterおよびFacebook
・キーワード:「住まい」「住宅」を含むコンテンツやTwitter投稿(無関係のものは分析時に除外)
・期間:2020年3月1日〜2020年7月20日
・ツール:spiceboxのオリジナル・ソーシャルリスニングツール「THINK」


住宅ローン破綻への不安

まずエンゲージメントを集める傾向が多かった記事は「住宅ローン破綻」への不安です。住宅ローンを組んでいる人たちは、ほとんどの場合、優遇金利制度を受けています。ただ、もし新型コロナの影響により収入が減ったことで支払いの延滞が生じた場合、優遇金利制度の対象外になってしまうリスクがある。優遇金利の対象外となる場合、当初組んでいた支払計画は大きく変わってしまいます。最悪「住宅ローン破綻」を引き起こしかねないという不安からエンゲージメントが集まりました。

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一方で、各種金融機関がコロナ影響に配慮し返済の特例制度を設けるといった情報もエンゲージメントされてはいますが、新型コロナが与えた影響は、今後、住まいに対して人々の根本的な意識変化を生んでいきそうです。

 エンゲージメント数:4,117


高クオリティなリノベや住まいへの称賛・羨望

「住まい」「住宅」というテーマにおいて、最も大きなエンゲージメントを集めていたのが、具体的なリノベーション結果、理想的な住まいに対する称賛・羨望です。中でも、プロ顔負けのDIY(Do It Yourselfの略語で素人が自らやってみるという意味)でリノベーションした、“劇的ビフォーアフター”なTweetは圧倒的なエンゲージメントでした。



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  エンゲージメント数:69,499


「ステイホーム格差」と「職住融合」のトレンド

自粛生活によって浮き彫りになった「ステイホーム格差」に関する言及も、共感のエンゲージメントを集めました。住環境が整っている人はステイホーム中も植物を育てたり、ビニールプールを出したりと豊かに暮らせるが、狭いアパートでは自宅でやれることに限界がある、という意見です。

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また、仕事環境にも差が生じるため、テレワーク化をきっかけに引っ越しを検討する人が増えています。「職住融合」といったトレンドのもと「テレワーク対応賃貸」という物件も登場しています。

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コロナ移住・オフィス移転のススメ

「職住融合」での都市圏での引っ越しに留まらず、そもそも都市圏を出るという「コロナ移住」に関する記事もエンゲージメントしています。テレワークが浸透してきたことで、都市圏にこだわらず自分と家族にとって最適な住環境を追求するという発想が広がっています。ストレスから解放された毎日を過ごしながら、仕事や学びの効率をさらに高めるという体験談が注目を集めており、都市圏にこだわらない住環境の見つめ直しはますます加速していくでしょう。

また住環境に限らず、テレワークが主体となることで企業にとってのオフィスの在り方についても見直しが起こっており、今後どのようなスタイルがスタンダードになっていくのか、引き続き注目されています。


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注目度を増すOYO LIFE

最後に、住環境に対する意識変化の流れの中で、エンゲージメントが集まっているサービスがあります。OYO LIFEというサービスをご存知でしょうか?


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インドの大手ホテル会社OYOとYahoo!によって設立された賃貸サービスで、以下のようなVISIONを掲げています。

Vision
旅するように暮らす
まるで旅するように、好きな時に好きな街での暮らしを楽しもう。

スマートフォン1つでホテルを予約する感覚でマンションを借りられるサービスです。家賃は若干高くなりますが、通常の賃貸のように初期費用がかからず、家具家電、Wi-Fiが完備されているので引っ越しにかかるコストがかからないという今までにない発想で注目を集めています。

新型コロナがもたらした数々の影響により、人々の住環境に対する意識が根本的に大きく変わってきています。今後、OYO LIFEのような全く新しい発想のサービスは、他にも次々登場してきそうです。


以上、「住まい・住宅」に焦点を当てた企業・市場のトレンド変化でした。

Social Data Labでは引き続き企業・市場のトレンド変化をソーシャルリスニングによって考察していきます。

ここまで読んでいただき有難うございました。

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スパイスボックス 取締役/事業統括責任者。2006年にスパイスボックス入社。ソーシャルメディアを中心に「共感」と「話題」を生む「エンゲージメント・コミュニケーション」事業の開発に注力。超弱いけど麻雀が好き。ふもとっぱらでのキャンプも好き。

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スパイスボックスにおけるソーシャルビッグデータを起点とする調査・分析・プランニングを主導する、Social Data Labのメンバーが、SNSにおける、新型コロナウイルスからNew Normalの切り口が求められる社会の動きを徹底分析。週一回程度の頻度で更新していきます。

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