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子どもの「携帯機能のアイデア」が衝撃的で「ビジョンとはなにか?」を考えさせられた話


みなさま、ビジョンって何なのか分かりますか?
「ビジョンは大事だぞー」って言う偉い人とか、
「ビジョンの持つ力が人を動かすのである」みたいな本とか、
色々あるじゃないですか?

でも、結局のところビジョンって何なのかよく分からなくないですか?

言葉の意味を調べてみると、
ビジョン:理想像。未来像。展望。見通し。
と出てきます。
やっぱりよく分かりません。フワッとしてます。
未来に関することはだいたい当てはまるのかな?とも読み取れます。

でも、社長やリーダーに「ワクワクするビジョンが欲しい」って言う人多いですよね?
この場合の「ワクワクするビジョン」って、たぶん展望とか見通しのことを指していませんよね?

僕はこれまで「ビジョンの正体」がよく分からなかったのですが
この冬休みに小学生の娘たちから教えられました。
難しく考えなくてOKです。ビジョンの作り方は簡単です。

「充電のいらない携帯」

この冬休み、自宅で小学生の娘2人が、ママゴトのようなことをしていました。ただのママゴトではありません。「コールセンターごっこ」でした。
その時に使っていたメモを見せてもらいました。

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ロケット噴射機を販売している会社のコールセンターっぽいです。
不具合による返品が多い。お客様に大変な惨事が起きてそうです。
ちなみにロケット噴射機だけではなく「ウーモ」の取り扱いもあるようです。

他のメモもありました。携帯電話のメーカーという設定で、新機能についての議論をしていたようです。

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ちょっと読みづらいので以下に列挙します。

【携帯機能+α】
・写真と写真を合成する
・お弁当つき
・5G無料
・充電しなくていい
・ネットなくてもオッケー
・かわいい。かっこいい機能
・タッチペン(付き)
・ドーナツ無料券プレゼント
・ポイント
・手で持たなくていい
・ディズニー映画無料
・アプリを1つにする

お弁当やドーナツ無料券が付いてくるって、、、携帯の機能って言えるの・・・?そんなツッコミをしたくなる内容もありますが、いくつか型破りな発想がありました。例えば「充電しなくていい」は常識に囚われない発想で衝撃的でした。

なんでこのようなアイデアを書いたのか?
娘たちは
「だって面倒じゃん。充電すんの」
「あとドーナツ食べたい。ぐふふ」
とのこと。

これを見て思ったのは、
・当然ですが「できるできない」は全く考えていないということ。
・ただシンプルな欲望というか「願い」をアイデアにしただけ。
・そして、このような「願い」は大人にはなかなか出せない、ということ。

僕の娘たちが特別な存在というワケではなく、
僕ら大人が勝手に凝り固まった思考をしているのだと思いました。

大人を支配する「こんなこと言ったら病」

仮に僕が携帯電話のメーカーに勤めていて、新機能にかかわるアイデアを出し合っていたらこう考えます。
・こんなこと言ったら、、、「そんなのもうあるよ」と言われるかも。
・こんなこと言ったら、、、「そんなのどうやるの?」と言われるかも。
・こんなこと言ったら、、、「誰にニーズあるの?」と言われるかも。
・こんなこと言ったら、、、「バカなの?お前」と言われるかも。
などなど。
要は、出す前にビビるんです。

そしていつしか可能性すら思考から排除するようになっていく。
それを同調圧力のように若者や子供に刷り込んで継承していってしまう。
だから完全武装して技術的な裏付けまでできていないとアイデアを出せなくなってしまう。

「こんなこと言ったら病」が蔓延していくことで
シンプルな願いを発することができない大人が増え、こういった子供の自由な発想を見てショックを感じるワケです。

結論:ビジョンはこう作る

よくありそうな携帯メーカーのビジョンを架空でつくってみます。

「携帯サービスの革新を通して世界に貢献する」

こんな感じですかね。

もう1つ。
娘たちが書いた携帯の新機能を軸にビジョン化してみるとこんな感じでしょうか?

「充電のいらない携帯をつくり、電源から人々を解放する」


ここで質問です。

どっちがワクワクしますか?

僕は後者の方がワクワクします。皆さんはどうでしょうか?

この違いは何なのか?
前者には、「へー」で終わる、無風に近い読後感があります。
一方で後者には、「できたらいいよね」「・・・え?ウソ、本気?」というインパクトがあります。

シンプルすぎる具体的な「願い」は多くの人が共感します。
⇒「できたらいいよね」という共通のスタートラインにつながる。

もう1つ。
計算できていない「できるの?できないの?どっちなのー?」という気持ちに人はスリルを覚えます。僕はこれがワクワクの正体だと思っています。
⇒「・・・え?ウソ、本気?」というワクワク(ハラハラ)につながる。


これらを踏まえ、ワクワクするビジョンの方程式を勝手につくってみました。

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誰も実現したことのないビジョンであれば、できる?できない?は結局誰にもわかりません。
また、人は同じ思いを持った人が集うと驚くべき成果を上げることがあります。同調してくれる「願い」の数が多くなればなるほど実現する確率が高まる。偉い人や本が言っているビジョンの力って、こういうことを指しているんだろうと思います。


僕らの会社スパイスボックスも、ビジョンを持っています。
ただビジネス上の達成目標に近いものなので
もっとワクワクするものに変えられると思いました。
これからアップデートしてみようと思います!

もし「この記事がヒントになった」というリーダーの方がいたら是非一緒にトライしましょう!無邪気な「願い」が増えるだけで、今より少し日本が明るくなると思うので。

ここまで読んでくださってありがとうございました!


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スパイスボックス 取締役/事業統括責任者。2006年にスパイスボックス入社。ソーシャルメディアを中心に「共感」と「話題」を生む「エンゲージメント・コミュニケーション」事業の開発に注力。超弱いけど麻雀が好き。ふもとっぱらでのキャンプも好き。