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【1分記事】色々なイノベーション
デザイン経営について調べると、
「イノベーション」というワードに辿り着いた方にご覧いただきたい記事です。
戦略デザイナーの森田です。
中小企業のデザイン経営について執筆した論文(2021)を、
分かりやすい言葉で、誰でも理解できる内容にまとめ直しています。
森田昌希プロフィールついてはこちら
●マクロなイノベーションとミクロなイノベーション
GE社イメルト氏の有名な事例です。
従来型のイノベーション創発に限界を感じ、研究所を本社から切り離しました。
より市場に近い場所で、「観察と仮説と設計(デザイン)と検証」を繰り替えし、大企業でありながらも素早い意思決定でアウトプットが出せるプロジェクトを同時に80も走らせました。
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●YouのイノベーションとYou&Iのイノベーション
ユーザーイノベーションは顧客志向やマーケティングに限りなく近く、
顧客の顕在ニーズにアプローチした結果から生まれたイノベーションを指しています。
デザイン思考は、You&Iなので、Youの顕在ニーズを参考にしません。
観察するだけです。(ちなみに後述するアート思考は観察さえしません。)
つまり、これをビジネス版ジョハリの窓で整頓すると以下のようになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1657832341254-qYS7VPaY8Y.png?width=1200)
盲点ではなく、未知の領域にアプローチするデザイン思考から起きるイノベーションが、デザイン経営の実践に繋がっていきます。
「デザイン思考とデザイン経営は別物である」という論点も多く見かけるのですが、入口と出口が遠いだけで繋がっている事実をイノベーションの先行研究から導きました。
●まとめ
上記の要件を満たしつつユーザーが認識していないニーズを掘り起こすようなプロセスをデザイン思考と呼びます。
そこにあるニーズと、何かを結合したイノベーションによる成果物(製品、サービス、組織文化)がデザイン経営へのパスであると言えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1657832413038-03PR6AtQWi.jpg?width=1200)
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