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高齢者が安心して暮らせるのか?<2/3>

 高齢者の人口は、2025年には団塊の世代の方が後期高齢者になり、2040年頃には、団塊ジュニア世代が高齢者、団塊世代が要介護時代になっていきます。超高齢者社会をどう暮らすか?事前準備が必ず必要になります?


Ⅰ:総人口が減少中で考えるべき内容?

『人口推移から高齢者の今後を資料から考える』



(出典:厚労省)

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『高齢者数は今後も増加し、高齢化は進展していきます』

介護保険制度においては?
 
いわゆる団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え、このままでは、介護が必要な状態となっても住み慣れた地域で暮らし続けることができなくなります。

 医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される地域包括ケアシステムの構築に取り組みが現在行われています。

仕事と介護が両立できる環境の整備は大きな課題です。

 「介護離職ゼロ」の実現に向けて、介護の受け皿整備、介護人材確保対策等の総合的な対策に取り組んできていますが?

 国も、企業も、離職せずに仕事と介護を両立できるよう、介護休業等の職場環境の整備にを勧めていますが、介護離職者の増加はなかなか止まらないのが、現状です。

◆2025年が近づいていくなかで?

 更にその先を展望すると、いわゆる団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年には、高齢人口がピークを迎えるとともに、介護ニーズの高い85歳以上人口が急速に増加することが見込まれています。

 また、世帯主が高齢者の単独世帯や夫婦のみの世帯の増加、認知症の人の増加も見込まれるなど、介護サービス需要が更に増加・多様化することが想定されます。

※私は、2025年の団塊の世代が後期高齢者時代になることで、この問題は、老老介護と合わせ、大きな社会問題となるように思います・

(出典:厚労省)75歳以上の人口推移

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(出典:厚労省)85歳以上の人口推移

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Ⅱ:2040年までの介護サービス利用者数を推計すると?

『ピークを過ぎ減少に転じる保険者もある一方で!』

◆都市部を中心に2040年まで増え続ける高齢者は?

 最も利用者が多くなる年の利用者数について、2018年からの増加率をみると、ほとんど増加しない保険者がある一方で…

 2倍超となる保険者も存在するなど地域差があり、この点を踏まえた対応が大きな課題となると思います。

◆現在では?
 
介護関係職種の有効求人倍率が平成30年度で3.95倍となるなど、介護人材不足の状況はますます厳しくなっていますが?

 2025年以降は現役世代(担い手)の減少が顕著となり、地域の高齢者介護を支える人的基盤の確保が大きな課題となります。

Ⅲ:今後の介護保険をとりまく状況は?

『人口構造の推移をみると?』

2025年以後「高齢者の急増」から「現役世代の急減」等の変化が激しい!

(出典:厚労省)人口構造の変化

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(出典:厚労省)就業者数の推移

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◆2025年に向けては?
 更にはその先の2040年を見据えて
、介護保険制度について、介護予防・健康づくりの推進(健康寿命の延伸)、保険者機能の強化(地域保険としての地域のつながり機能・マネジメント機能の強化)が期待されています。

 特に、地域包括ケアシステムの推進(多様なニーズに対応した介護の提供・整備)、認知症施策の総合的な推進及び持続可能な制度の構築・介護現場の革新の観点から、見直しを進めることが必要になっています。

※すなわち、「高齢者とそのご家族を地域と社会でケア」をすることである。
 お互いに支え合う環境にする必要がありますが、この問題は、なかなか先には進んでいないと思います。目標と計画はありますが、実態は実行レベルが進んでいません。残念ですが?

Ⅳ:次回の介護保険だけで高齢者が安心して暮らせるのか?

【保険制度】もうすこし考えてみたいと思います。【3-3】

【感謝】


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