ロシアに閉じ込められて、「なんでアニメを産業として見ないのか?」と初対面のイタリア人に説教された話
あれは、ロシアの空港の上を飛行機で2時間くらい飛び回っていた後の話。
着陸すると乗り継ぎ予定の飛行機はもう飛び立っており、
この後どうするかも聞かされず12時間くらい空港で待たされた後の話。
ヒョードルみたいなスーツ男に、「この線から出たら◯すぞ!」みたいなことを言われて、ホテルに連れて行かれた後の話。
たまたま列に並んでたイタリア人と、
「おまえらペアな。今日はこの部屋で一日過ごしてもらうから、よろしく!」と有無を言わせず封じ込められた後のお話。
僕「えーっと、、、お名前は、、?」
イタ「エマです。」
僕「なにしてるの?」
エマ「経営勉強してる」
僕「あ、僕も経営学部出たよー!」
※ しばし経営トーク ※
僕「日本って、イノベーション生まれないって言われて久しいんだよねー」
エマ「、、、あん!?てめぇ何言ってんだ?」
僕「!?」
エマ「お前イタリアっつたら革しかねぇぞ。革。あとはニッチな車でやらしてもらってっからよ。レガシーしかないよ。日本はどうだ?」
僕「日本も似たようなもんじゃない?自動車と、家電と、、、」
エマ「デスノートは日本だろ?転スラだって日本だろ?」
※転スラ=転生したらスライムだった件
僕「(転スラ知ってんのかよ…)…はい…(いや、アニメじゃん)」
エマ「それに、ニンテンドースイッチも、ポケモンもマリオも日本だろ?」
僕「はい…(ゲームじゃん…)」
エマ「こんなにイノベーションたくさん起こしている国が、世界中を熱中させている国が、他にどこにあるっていうんだ?」
僕「ほらITとか全然だめだしさ、、、」
エマ「猿真似してどうする。こんなにいい文化やコンテンツ、それを元にしたイノベーションがあるのに!」
僕
そういえば、なんでそれらを産業として見てないんだっけ??
そんなのせずに(勉強or労働)しなさいって言われてた気が、、、
議論は白熱し、ほぼ一睡もできませんでしたが、
エマは、僕にとって、とても大事な気づきをくれました。
これは2018年の話。
教育で起業をしていた僕は、スペインやフランスやドイツで、現地に泊まり込み、学校を見せてもらったり、現地でワークショップさせてもらい、日本への帰途だった。
そこから会社は方向転換。
もし、教育で世界に出ていくなら、これしかない!
と、ゲームとマンガで世界のおもしろさを伝える活動にシフトした。
昨日ちょうどこんな動画が出てて、思い出したお話。
マリオの映画が13億ドルを超えたし、ゼルダは3日で1000万本超えたし、なんかスラダンも中国で受けてるし、、、
で、僕たちは、
子どもたちをなぜそこから遠ざけようとしているんでしたっけ?
自分が触れてこなかったからですかね?
宿題なんかより、ジブリの考察動画見たほうがよっぽど教養深まると思うけどなぁ、、、
【僕の会社】
タンキュー
【プロダクト】
カンジモンスターズ
アトムモンスターズ
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