サラリーマンが起業するメリット「本業の理解が深まる」
こんにちは。
私は、サラリーマンとして、主に営業・企画畑を中心に22年勤務、副業で2021年1月に起業し、新米経営者としてのキャリアを並走させています。
今日は、サラリーマンが起業するとメリットとして、「本業の理解が深まる」についてお話します。
その① 自所属外の業務についての理解が深まる
起業すると、法人を設立するため、様々なことを検討します。
準備段階で全ての部門・業務の設計に関わり、法人設立後は、事業全体を俯瞰し運営することになります。
例えば、法人設立準備を本業の各部門に振り分けると下記の様なイメージでしょうか。
あなたの会社と比較してどうでしょうか。
業務の分け方や業種によって違いはありますが、だいたいの部門や業務を網羅していませんか。
全ての業務に関わると、本業の別部門・業務に対する理解もすごく深まります。
私は本業において、営業が意見のぶつかることの良くある経理から、あれもダメ、これもダメと言われ、ユーザーからのニーズに応えない頭の固い連中だと決めつけていました。(経理の人たち、ごめんなさい!!)
しかし、自分が社長の会社の経理に対して、あなたは何を求めるでしょうか。恐らく、正しい経理処理、法令違反を起こさない確実な品質を求めるでしょう。
その様に考えていくと、経理の意見が全てとは言いませんが、前例のない処理を安易にしない、マニュアル等に示されていないことは極力しないのは、与えられた職責に対して正しい行動なんですね。
営業・経理の調整において、経理に示さなければならないのは、案件の重要性の定性的な情報だけでなく、例えば、導入後の事業への貢献度の見える化・定量化、経理サイドに発生する「前例のない処理」等の法務・総務への橋渡し、経営層への決裁資料の作成等、お互いの業務が進めやすいよう、相手が課題とするであろう部分をケアすることです。
起業してからというもの、相手の部門・業務の内容や行動原理が見えてくるので、自然と対応できるようになりましたし、案件の進捗度は上がりました。
更に、相手が意味もなく抵抗しているだけではないこと分かり、メンタル的にすごく楽になりました。
その② 決算・IR情報の理解が深まる
規模の大小は別として、他社と同様の決算データを自分が起業した会社でも見るので、突然、本業の決算、財務三表、IR情報等が、むちゃくちゃ興味深くみえてきます。自分の会社との対比や他業態・会社の決算と見比べたりすることがすごく楽しくなりました。
これまでの自分にありえない感覚です。各社の決算発表が待ち遠しくなるぐらい。
自社の決算やIR情報について、社内報やプレスリリース等で確認しても、上記業務に関わっていなければどこか他人事だったり、今いち理解できないなと感じていませんか。
私はそうでした。営業なので、もちろん売上には敏感ですし、お客さまの与信等は確認するものの、評価は〇国データバンク任せですし、財務三表等は何となく眺めているだけでした。
苦手と思っている方は、本当に騙されたと思って起業してみてください(笑)
他にも、プレスリリースやCMなんかも、どんな意図で制作しているのか等、すごく興味が湧いてきますよ。
おまけ 社内研修等でメンタル的に優位にたてる
企業では、特定のスキルアップや管理職となるための研修等、様々なカリキュラムを用意します。
皆さんは、研修の講師から、下記投げかけを受けたことはないでしょうか。
経営者の視点で日々の仕事に取り組んでいるか
この質問には、下記の回答が可能です。
もちろん。経営者ですから。
実際に回答するかは別として、本業における日々のプレッシャーが強い程、すごく爽快な気持ちになりませんか。少なくとも心の中では回答可能です。
本業の会社に対して「経営者の視点」を持てということですので、論点ずらしではありますが、「経営者」であり「経営者の視点」を有していることは事実です。
何に役立つかと言われると、何にも役立たないのですが、メンタル的にめちゃくちゃ気持ちいいです(笑)
最後に
今日、私がお話しした「サラリーマンが起業するメリット」は、起業することのメリットのうち、すごく小さなものかもしれませんが、長い時間を費やしている本業の理解力を深めることは、自分自身に思った以上の良い影響を与えてくれています。
キャリアを並走させる方にとっては、猶更重要かもしれません。全ての仕事が楽しくやりがいをもってできた方が良いですから。
(少しだけ)
弊社Tink About Goals.は、
あなたが「半歩」進むときの、小さな目標を見つけることを応援
します。
皆さんそれぞれの「小さな半歩」を探してください。そして、「小さな半歩」を進めていくと、これまでには考えられなかった未来や景色が見えてくると思います。共に頑張りましょう。
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