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沈黙のパレードを2回見てきた

どうも。多感な時期にガリレオに出会ってしまったがゆえに理工学部に進学した人間です。今の私を作ったものは何かと問われたら確実にガリレオシリーズは入ってくるだろうなと思います。
あと何となく思いつくものは四畳半神話大系だとおもいます。ぬるりと学生生活を過ごしてもいいんだと思わせてくれる本にも出合っている辺り罪深いですね。こちらも30日から劇場アニメ見られるので生きててよかった~とおもいます。

というわけで科学というものにとてつもない価値を見出してから15年目。また映画やってくれるんですか!??!?!?!?!?!?!???!?ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!
とはいえこの熱量でずっと原作を追い続けていたわけでもなく、2期に内海さんがフェードアウトした悲しみを背負いながらもまあ岸谷くんも頑張っているので良かったな…と思った2013年を経ての久々の湯川先生に私は、私は本当に滅茶苦茶嬉しいというか いつ見てもこの時の湯川先生が一番かっこいいなと思うのまじでずるない?衰えをしらない?怖い 感謝します

映画化の第一報を目にしたときの血液が沸騰するかのような喜びと顔の良さにドン引きしてから本当に公開が楽しみで楽しみで仕方がなく。
そうして待ちに待った公開翌日に1回目を見に行き、原作を買い、なぜか読み切らない間にもう一度見に行ったという運びでございました。今日。

今回は原作を映画見てから読もうと思っていたので意識的に予習はせずに見に行きました。結論良かったなとおもいます。なぜなら読んでからもう一回行けば読んだ側の人間としてみられるから。これまでとの関連もほぼない状態なのでドラマの予習も必要なかったかなと思いました。そりゃあ久々の映画なんだから予習が必要な設定盛り込むとついてこられない人がたくさんになるだろうと。

そろそろ感想書きたくなってきた!
なるべく直接的なネタバレは入れてないけど見てるていでべらべらしゃべっています。(結果的に結構入りました)

・久々を久々と感じさせない雰囲気に脱帽
ま~~~~~~~~~じですごい。数年ぶりって2、3年単位の話じゃないのに全然そういう雰囲気を感じさせない。確かに顔とかは変わってるけどそれが老いじゃなくて、何?より絵画になった。なぜ今回のビジュアルでポスターやらアクスタを売らない。私はアクスタを持ち歩いて湯川先生と苦楽を共にしたいと思っているのに 何故か。まじでビジュアルが良すぎる。あとめっちゃ身長高いんですね。ありがとうございます。

久々と感じさせない雰囲気として一番ぐっときたのは内海さんとの絡みも滅茶苦茶によかった。この若干ガサツな内海さんとどこまでもマイペースな湯川先生とのやり取りが本当に、滅茶苦茶好きで久しぶりに見られてどれほど嬉しかったか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やはり1期(と呼んでいいのか毎度悩む)のあの二人こそがバディ的存在と刷り込まれて生きてきたのでこの2人の掛け合いからでしか摂取できない栄養があって・・・・・・・・・・・・・・・感謝します

ただあれだったな。知らぬ間に内海さんがオクラホマから帰国してるし湯川先生は教授になってるわアメリカに行ってたわでこう、その間の話とかいろいろ こう おたく的には見たかったなって 原作ありますか。ないですね。まじでそれだけは本当に心残り。禁断の魔術の方で補完してくれてるのかなと思ったけどそういうのもなかったからドラマでつけた設定ちゃんと回収してくれ~~~~~~~~~;;;;;;;;とはちょっと思った。
しかも禁断の魔術の帝都大学のロケ地に京大使ってなかったような気がしてならない。どこキャンパスよ!先生の研究室移転してるじゃない!
研究室の中は2期と同じだった気がするけど、もしかして2期からもう京大で撮ってなかったのかな?京大の見た目まじで好きなのでかえってきてほしいです。

話は戻って。
原作も読む人間的には草薙さんと会話していることに良さを感じる部分もあるけど今回はその点草薙さんにフォーカスが当たる作品なだけにちょいちょい絡みもちゃんとあっていいよね。と思いました 終始草薙さんが追い詰められていく感じだからあまり愉快な旧友を見る事はできなかったけど、前日譚(ガリレオΦ)のことを思い出すたびにアレあっての今だなあといつも良さみを感じてしまう。湯川先生昔からそうだけど結構義理深いところあるよな 意外と。
原作だと結構一緒にお酒飲むシーンもあったりして、あのシーンは見たかったな~~!って思ったけど、ドラマ以降の作品はだいぶ演者さんにイメージが寄っているというか想像しやすい描写が多いおかげで見たか見てないかわからないくらいの錯覚に陥ってしまう。映画にそういうシーンあったかも。

・でも、湯川先生ちょっと変わった?
これは原作を履修しなかったが故の違和感の一つ。まあ原作を履修してもはにゃと思う部分ではあるかもしれないけど、先生って人混みに自分から入って行ったり、言われた店に通うとかする人なんだ……と。
子供が苦手なのもあるし黙々と考える事が好きな人間だから騒がしいところもあまり好きじゃないみたいな、パレードも進んで見に行くような人間だと思ってなかったから、結構舞台背景に違和感があったな~とは最初に思っていて、それの違和感が解けるかと思って原作を読んだら「アメリカに行ったことによる何かしらの心境の変化」っていう滅茶苦茶なざっくりとした説明がついてて。
これはなんか違和感感じたな~って思った。原作上教授になったのもこの作品でだったから原作を読んでいない間が空いてるから理解できない何かがある訳ではないと思ってて、アメリカにいた間も休日は次の実験ができるようにとどこか出かけるわけでもなかったはずなのに…と謎のご都合アメリカパワーを感じてしまった。
原作でもなみきやのことを教えてもらってから通うようになってるし、面倒ごとになるのが見えてるだろうによく通うなあ…と物語上仕方ないにせよそんなことする人だったっけな~と私の中の古い湯川像を思い浮かべて解釈の溝を埋める必要があった。

あまりに想う感情が重すぎて私の中の湯川像がね、多分完成され過ぎてたんだね。意外と人間臭いとこあるよね。

・これの主人公草薙さんか!
ガリレオシリーズの長編って結構湯川先生は補助に徹するイメージが強い中でこれは特にそう感じる作品だったなあと。映画3作の中だとどうしても湯川成分に欠けてしまう気持ちになった。
容疑者Xとか真夏の方程式は結構その場で出てきたこれまでの積み重ねはないものの味のあるメインのキャラクター+先生っていう背景のストーリーだったからどちらを見るってなった場合に先生側の心情で物事を見てしまうことが多かったけど、今回はこれまでも居て思い入れもある草薙さんにフォーカスが当たってる上に、Φみたいなバディというよりは草薙さんが追い詰められていくのを湯川サイドで見ることになる作品なように感じて、結構先生としてできる事はしているけど、あくまでメインは草薙さんって感じだったかも。上述の通りなんとなく湯川像から離れてたのもあって3作で比べるなら勝手な理想像からはずれちゃうんだよなあと思った。
だから結構湯川先生がどうとかガリレオシリーズとして見るよりは普通に刑事ものの映画見てる感覚に近かったかも。
原作の未履修期間が長かったゆえに先生の供給への期待が高まり過ぎていた説がある。だから3作見て結局一番好きなのは真夏の方程式でした。あれはね~~~~~エモすぎて性癖
まあ生きてくれてるだけで嬉しいのでオッケーです。

・違和感へのアンサーが美しい(原作未履修時)
映画見てる中でもはて?さすがにそうはならんやろみたいな違和感がちょこちょこあって、まあファンタジーみたいなもんだししょうがないのかなと思ってたらその違和感は正しいで~す!みたいな回収をしてくれるのがン気持ちエエ~~~~でした。さすがに東野圭吾舐めてたと言われても仕方ないけどさすがすぎる。そしてそれを感じさせながらもきちんと回収する作り方も偉い。作品のどこが面白いかを読み込んだ人間だけができる話の切り取り方と映像化の仕方なんだろうなと思った。
今回の作品は容疑者が馬鹿みたいに多いのであれやこれやのトリックがいろいろあって~という原作の面白そうなギミックを上手に尺に収め切ってる感じがすごかった。
確かにこの描写があったら深みが出るんだろうなってところはあるんだろうけど、なくても話が通じるようになってる。

原作先に読んでたらア~!この描写も欲しかった、もっと深堀してほしい、とかこれめっちゃ出るわとは思うものの、本当に大切な部分を印象付けて、原作のエモポイントは原作派と2回目見た人だけが読み取れるようにキレイに落とし込んであって非常に良い。
2回見ると序盤からもう思い入れが違う。
さりげない視線とか表情とか、フォーカスの仕方が上手すぎた。
素晴らしい。

これに関して思うのは、
何も知らないフラットな状態で見に行くとちょっとづつの違和感をすごくうまく回収してくれるから、何が起きてるのかわからないながらも翻弄されて面白い。
原作読んでから見ても思い入れの仕方が違うし、でも見たかったシーンちょっとかけてるかもしれないから見たかった~!ってなるかもしれない。
いろいろ経て2回目見に行くと、カットの挟み方とか登場人物の思いとかを行間で感じる事ができて滅茶苦茶人間たちに感情移入する。

原作完全に履修終わらない間に2回目見に行ったんだけど、
それでも滅茶苦茶よかった。見れば見るだけ味が出る。

・飯尾さん演技うますぎでは?
まじでうまいんですよ。ほんとうなんです
前々から夫婦役みたいなのでCMかなんか出てるの見て結構役者寄りの芸人さんなんだな~って思ってたんだけどまじで上手かった。ガリレオよくわからんけど何かと芸人使うんだけど使い方普通にうまいよね。(主役の顔が馬鹿ほどいいので)よく知らない顔のいい男とか女を呼ぶ必要がないからそういう変な集客がないの助かる。まじで上手い。私はあんまり役者とか詳しくないけど飯尾さん以外で並木祐太郎を演じる人のことが考えられないくらい影の落ちた店主で本当によかった。結構期待してたぶんだけそれを120%で答えてくれた感じで2回目見に行ってもやっぱいいわ・・・・・・・・・・・・と思えるくらい私はお気に入り。パンフみたら結構いろいろ出てるんですね。しらんかった・・いやまじでよかった。

・沈黙のパレードで一番かわいいのはクレオパトラのお姉さん
ず~っと鏡みててツン…としててかわいかった。見た目もめちゃクレオパトラですげ~~~~よかった。音楽も込みでクレオパトラのシーンすき。

・宮沢書店のお姉さんが噛ませ犬だった
めっちゃにおわせたくせに何にもかかわってないみたいになっててちょっとかわいそうだった、原作は匂わせありきとはいえもうちょっと関係ないけどそうやって探ってる感じが嫌です!みたいな態度だったので‥
なんだろ、パレードの演出的に結構目立ってたからかもしれんけどおねえさん・・・・!!!!!となった

・冷静に考えると死んだ姉はしょうもない女では‥‥?
子供出来たからやっぱ辞めます!だの嫉妬されててきちぃわ!というの結構幼過ぎない?と思った大学くらいの年で子供作るな(ここで炎上)
歌がめっちゃうまくてなんか愛されてる以外の情報がこれしかないからこう、なんか冷静になるとあの口論のシーン結構身勝手だなと思ってしまった。死んでしまっているのでどうこう言う方が嫌なやつなのですが…

(小説読んだ)
好きなことしてるのは事実そうなんだけど口論になる理由としては十分なプレッシャーを受けながら生きてきたんだなと。さすがにちょっと同情してしまった‥高校生って若いもんネ‥
でもこの場合孕ませた高垣さんが悪いと思います。そうだろうが!!!!!

・原作の描写が綿密であるが故に映画の時間がまじで足りない
 (原作履修後追記)
本を・・・・・・・・・・・・読んだ・・・・・・・・・・・・

今回の登場人物の多さからその背景を表現しきれないのが本当にもったいなかった。特に増村のおじさんがただの挙動不審おじさんではなく途方もない意志を持ってこの計画の一端を担っていること、その場にいられないことを受け入れてまでも計画を遂行しようとする覚悟に・・・・・・・・・・・・・確かに映画でも描写あったけどそんなもっと もっと深いんです 表現としては十分だったけどもっと感情移入したっていいくらいの つらい 映画だけでは増村おじの覚悟と気持ちを汲んであげられなかった・・・・・・・・・・・・・・・・

湯川先生の過去に触れたセリフもマジでよかった。
劇中でもひとセリフあるみたいなんだけどどれだかわからなかったから認知したい・・・・・・・・・・・・・・そのセリフ入れるのに悩んだらしいとインタビューで読んだけど、容疑者Xでの経験について言及してるのまじで入れて良かったと思います・・・・ありがとう・・・そのセリフ、絶対認知したい。

・エンドロールさあ
まってなんで今回の作品に対するエンドロールじゃなくてこれまでのシリーズの振り返りするの!?もうやりませんよ~みたいな感じにするのやめて!??!?!?!?!?!また映画でも何でもいいからやって お願い
私は真夏の方程式の双眼鏡から目を離す湯川先生の顔面が好きすぎるのであの顔が見られるだけでも爆アドエンドロール。最高です。

でもまって!?本当にそうやってなんか無言で振り返らないで!?The Finalとかつけて覚悟もってやって 頼む 
突然の過去回想エンドロールは犯罪になる可能性がある

・だらだらおたく的感想
今までもそうだったろって感じなんですけど
今回キクノンで物販攻めたせいで福山雅治の顔面を拝む方法が少なすぎる アクスタを作れ 頼む The Finalやるなら絶対にアクスタを出してくれ 大人の都合もあるかもしれないけどまじで湯川学という人間が好きすぎて15年くらい生きてるから頼む お願い 家に置かせてくれ 3つ買う 

あと前回は公開記念でフジテレビで展示とかしてたじゃないですか、私あれ滅茶苦茶楽しみにしてたんですけど今回なくないですか‥‥!?!??!?!?!?!?!!あの時の物販まじでよかったな・・・・・・・・・・・・・・と思って掘り返したんだけど帝都大学のノートとかポスターとかファイルとかまじで あの あの時の物販最強すぎては。もう一回あの温度感で出してくれ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;買うから~~~~~~~~~~~~~~;;;;

今年の湯川先生も100年に1度の出来(ボジョレーヌーボー的評価)だったのでもう、本当に顔を拝むために映画見に行ってる感あるんだけど今回の映画突然大きな音を出すシーン多くてちょっとドキドキしちゃうんですよね 大きな音が苦手なので突然怒らないでほしい

かき氷食べるせんせ~かわい~~~~~~~~~~~~~~
血を見てげんなりしてるのかアイスクリーム頭痛なのかわからんがいとおしい かっこいい男がベリーかき氷を食べる姿 国宝

あとまじでこれは一生見どころさんだと思っているのですがパレード見る妹と先生のシーン夢小説で読んだ(読んでない)
あんなん・・・・・・・ばか!だめだとおもいますけど!?ずるい 
よくないな(真夏の方程式) 羨ましい 良くない あんな だめとおもいますけど!? あのシーンすごくすきです。

・謎にコーヒーを炒っていたこと
なぜか。内海さんにコーヒーだしたとき豆だったっけ?と思ったけど炒ったらそのままお湯入れてた気がするから多分インスタントで。
歓迎の意思なのかアメリカンスタイルなのか私の幻覚か。

・容疑者Xの献身、真夏の方程式を経た精神性
今後味わってみるならここを意識して見たい。
友人を追い詰めてしまうかもしれない事実と真実との間にいる先生の感情を~~~~~~推し量りたいッッッッッッッッッッッッッ
もう一回見るとしたら過去作からの精神面の変化とか見られたらいいな…
おかげで復習しなおしました。よかったです

すきだ・・・・・・湯川先生・・・・・・・・・・・・・・・・・
たぶん一生好きな男だと思う 今日身長が181センチもあるって知って3倍くらい好きになった 湯川先生は結婚していないので好きでも大丈夫です。(?) 今日等身大パネルみたいなの見て心臓跳ねるくらいでかいわ顔がいいわでちょっと引いた 白衣を着こなすなて。

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