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「働くってどんなイメージ?」と聞くと・・・


幸せな親子が増えますように、
子どもたちの心も身体も守りたい、森田舞です。 
 
「まもりたい」「もりたまい」です。  

中学生になると、
職場体験などを含めた「キャリア教育」の授業があります。 
 
普段は私は、大人向けの講演会が多いのですが、
キャリアの授業に、外部講師として呼ばれることもあります。 
 
その時に感じることをまとめてみたいと思います。

1.子どもたちって「働くこと」をどう思っている? 
 
2.それを踏まえて、私たち大人ができること  

1.子どもたちって「働くこと」をどう思っている? 


キャリアの授業とは、
中学1~2年生でやるところがほとんどかと思います。 
 
私が講師をする場合、
学年全体に向けて、体育館とかでやることが多いです。  
 
そんな時にもワークとかを取り入れて授業をやります。 
 
一番初めの問いかけ、
考えてもらうことはいつもこれにしています。 
 
「働くってどんなイメージですか?」 

ソロワークと言って、
「自分で感じたことをその紙に書いてみてください」と伝えます。

1.2年生のことが多いので、結構素直に、
それぞれみんな書き始めます。 
  
私は、体育館の中をウロチョロしながら、
生徒さんたちが書いているものをのぞき込んだりします。
 
 
すると、12~14歳の子どもたち、
どんな風に書いていると思いますか?   
 
・大変、つらい、めんどくさい
・お金のため・生活のため、生きていくため  
 
 
そんな言葉を書く子が、実に多い!!!  
 
 
実際、調査したことはありませんが、
5割以上の子が、マイナスのイメージを持っている印象。   
 
 
プラスにもマイナスにも思っていない子が、3割くらいでしょうか。
 
 
しかし、それこそ1~2割くらい、
こんな風に書く子がいるんです。 

・人の役に立つこと
・やりがい、生きがい・喜んでもらうこと


っていう、
何とも前向きなプラスなイメージを持っているのです。    
 
 
さて、この違いはどこから生まれるでしょうか? 
さて、この違いはどこから生まれるでしょうか??
  
 
・・・きっと、想像できましたよね。
 

2.それを踏まえて、私たち大人ができること  

 
「働くこと」について、
前向きにとらえているか、後ろ向きにとらえているのか?
 
その違いを生むのは・・・  

そう、身近な大人が「働くこと」について、どう思っているのか、
どう言っているのか、ではないでしょうか?  
 
 
これに気づいたのが、
確か15年以上前で、私が30歳くらいのころ。 
 
まだ、私には子どもはいませんでした。  

もともと子どもができにくい体だとわかっていたので、
不妊治療も始めたころだったかもしれません。 
 
自分の子どもに会えるかはわからない。 


けれど、自分の子どもに関わらず、
「楽しく働く大人がいるんだよ」って姿、
子どもたちに見せていきたいなって思った、きっかけになりました。

  
 「よし!そのためにも、 
  大変なことはあるけれど、 
  やりたいことを仕事にしていく大人でいよう!」 

 
そんな風に思って、自分の仕事を選んでやってきました。  
 
働くことに後ろ向きだったら、
・大人になりたい
・早く働きたい
・そのために勉強したい!

って気持ち、湧いてきにくいですよね・・・。   
 

私たち大人ができること、私たち親ができること。  

その一つが、
「働くことでの嬉しいこと、楽しいこと」
を1つでも多く見つけ、
それを、言葉に出して子どもたちに伝えていくこと。  
 
 
大人の言葉で、子どもの人生が変わる。  
プラスにも、マイナスにも・・・。  

 
働くことで得られたこと、
1つ見つけて、
1つ子どもに伝えてみてください。 
 

それが積みあがった先には、
・大人になって働くのが楽しみ
が待っているかもしれません。 


学校の勉強よりもまずは、ここ、
私はとても大事だと思うのです。


【追伸】 

・・・って書きながら(打ちながら)、
「あれ?うちの子、どう思っているんだろう?」って急に思いました。 
 
 
「チップとデール」のDVDを見ている、
目の前にいる長女(小4)に、背中越しに質問してみました。 
 
 
私「ねぇ、大人になりたいと思う?」
 
長女「うん、なりたいと思うね」 
 
私「どうして?」
 
長女「大人になったらさー、できることが増えるから」
 
私「そっか、ちなみに、働きたいと思う?」
 
長女「うん、思うね」

私「どうして?」
 
長女「だってさー、
   自分でお金稼いで、自分で貯めて、   
   自分のやりたいことに使いたいもん」   

だそうです。 
 
『働くこと=自分のやりたいことをやれる切符を手にできる』
 
そんな風に思っているようです、今のところ。
 

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