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その37〜出世や家庭円満のためには、より良いフィードバックを引き出すスキルが必要〜

※忙しい人向け、この記事の要約です。

この記事では、効果的なフィードバックを得るための3つのステップが紹介されています。
まず、四半期ごとに自己開発の重点分野を1つ選び、次に具体的なスキルや行動に焦点を当て、最後にその行動を観察してもらい、フィードバックを依頼します。
家庭でも同様に、理想の家庭を築くための行動を家族に見てもらいフィードバックを求めることで、関係性の向上が期待できます。


「こちらが意見を求めても、しっかり返してくれない!!」
「あの上司、いつもフィードバックが的外れなんだよなぁ」

と思ったことは一回でもあるのではないでしょうか?

良いフィードバックをもらうことは、仕事の質を高めることにもなりますし、
もらった相手との関係性を築くことにも繋がります。
上司のニーズに応えるということは、出世、昇進につながることでもありますよね。

しかし、なぜ良いフィードバックをなかなか貰えないのでしょうか?

良いフィードバックを貰える人と貰えない人の差って何かあるのでしょうか?


実はコツがあるんです!

そんなテーマの論文を本日は紹介したいと思います!

タイトルは、
本当に役立つフィードバックをもらう3つのステップ

具体的に聞きたいことを伝えているか

です。

それでは、見てみましょう。



論文の要約

この記事では、適切なフィードバックを得るための方法について解説しています。
多くの人が受け取るフィードバックは、曖昧で主観的であり、具体的な改善につながらないことが指摘されています。

効果的なフィードバックを得るためには、以下の3つのステップが重要です。

①四半期ごとに自己開発の重点領域を一つ選ぶ
自分のパフォーマンスやスキル、抱負を振り返り、取り組みたい分野を明確にします。

②具体的なスキルや行動に焦点を当てる
選んだ領域で身につけたいスキルや行動を特定します。信頼できる同僚や上司に相談し、アドバイスを求めることで、より効果的な目標設定が可能になります。

③相手に自分の行動を観察してもらい、その影響をフィードバックしてもらうよう依頼する
事前にフィードバックを求めることで、相手は具体的な観察を行いやすくなります。あなたの行動が相手の考えや感情にどのような影響を与えたかを中心とします。

フィードバックの求め方を工夫することで、心理的安全性が高まり、ネガティブなフィードバックも受け入れやすくなります。

https://dhbr.diamond.jp/articles/-/10642より抜粋して改編


どのようなフィードバックが欲しいか、
ということは、伝えている人が多いと思いますが、
自分はどうなりたいのか?
ということを「伝えて」いる人は、あまり多くはないのではないでしょうか?

「理想」と「現状」、そしてそのギャップを埋めるための「行動」を伝え、見てもらうことでようやく適切なフィードバックをしてもらえる、ということですね。

アドバイスを受けて軌道修正をしながら成長していくことで、組織にとって認められる人物になっていくんですよね。


ちなみに、この論文では、「四半期ごとの自己開発」がテーマになってますが、
もっと短期的な内容でも同じことが言えると思います。

1週間後の顧客向けのプレゼンを例にすると、

このプレゼンの内容や話し方を含めて、フィードバックをいただきたい。

と聞くよりも、

顧客に商品をしっかり認知してもらうようなプレゼンがしたいが、
品質の部分が中心になってしまっていて、この商品の付加価値を重点的に伝えたいが、
資料を変えるべきか、話し方を変えるべきか、迷っているので、
アドバイスをいただきたい。

というような形で聞くと、より良いフィードバックが返ってくるはずです。

返しやすい聞き方をする、ということが大事ですよね。

家庭に置き換えて考えると…

家族にフィードバックを求める機会なんて、なかなかないと思います。

思い浮かぶのは、
・凝った料理を作った時
くらいですかね…

ただ、家族全員の幸せを考えるならば、
家族からのフィードバックをもらうことはとても必要なものだと言えます。

どんなフィードバックをもらうべきか?

これは、
良いパートナー、良い親になれているか?
ということについてかなと個人的には思います。

そこでまず、良いパートナーや、良い親をていぎしないといけません。

自分たちが思い描く理想の家庭にいる夫(父親)・妻(母親)はどういう人か?
を定義すれば、
それに対するアクションも見えてきます。

どのように行動するか?
どんなスキルを身につけておくべきか?
といったことについて、フィードバックを貰えるようにしておくと、より理想に近づけるはずです。

この時注意すべきは、お互いに相手を批判するのではなく、自分がどう感じたかを伝えること

そうすることで、心理的安全性を保つことができるでしょう。

まとめ

本日は、「良いフィードバックの貰い方」をテーマにした論文をご紹介しました。

ただフィードバックを求めるのではなく、それを引き出す準備こそがスキルとして必要なんですよね。

定期的にこのプロセスを繰り返すことで、自己理解を深め、家族や職場での人間関係を強化することができます。

適切なフィードバックは、自分の成長を支え、キャリアの加速にもつながっていくはず。

ぜひともトライしていきましょう!

それではまた次回。

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