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THE FIRST SLAM DUNKの感想 〜ネタバレしながら振り返るスタンス〜

観てきた。
頭の中整理するためにネタバレしまくり感想書きます。

オープニングくそかっけぇ

The Birthday『LOVE ROCKETS』のイントロに合わせて登場する湘北チームの5人。

登場の仕方がエモい以外言葉が出ないのだけど。
井上先生が鉛筆でキャラクターを描いていく動画を使って、真っ白な画面に1人づつ帰ってくる演出。
5人が揃ったら歩き出し、コートの中へ入ってくる。
山王チームの5人も登場し、階段から降りてくる。
王者が入場してきたぞー!

オープニングからハートを鷲掴みにする演出。
ここだけで劇場で観る価値あり。
これをもう一度観るために何度も劇場へ行く人の気持ちが分かる。

観て。

というかプロモのチバユウスケもひっくり返るくらいかっけええ…
かっこよくいて下さってありがとうございます本当…

オープニングだけの映像が公式から発売されたなら躊躇なく課金します。
ループして永遠に観ていたい。聴いていたい。

エンディングもくそかっけぇけど

それは記事後半で。

りょーちんの何を知っているって言うの

この映画の軸となる人物は宮城リョータです。

ざっくり話すと、宮城リョータのこれまでの人生と山王戦がリンクして物語と試合が展開していくパターンのやつです。
万一この記事にたどり着いてしまった未見の方は回れ右してゴーストレイトで最後ちょっと左行って映画館へ足を運んでください。
ネタバレした状態で観たとしてもバイブス上がる映像である事はお伝えしておきますが以下自己責任で。

家族のこと

家族構成は父、母、兄、妹の5人家族。
おそらく父の遺影があり、母が泣いている。
後ろで立ち尽くす子ども達。
どうやら不幸があって4人家族になった様子。
冒頭からしんどい。

序盤、リョータと兄ソータが1on1をしているシーン。

沖縄県。
兄ソータにバスケを教えてもらっているチビ(年齢的な意味の、9歳)リョータ。
で~じかわいいね!

しかしリョータを置いて友達と海釣りに行く兄。
まだ兄と遊びたかったリョータは拗ねて言ってしまう。

「ばかソータ!かえってくんな!」

兄はそのまま帰って来なかった。

そして3人家族に。

私はおかあさんだから

この時点で母に感情移入してしまって、もし自分なら二度と立ち上がれないんじゃないかって状況が怖かった。
そして9歳の子どもがこんな業を背負って生きていかなきゃいけない事が悲しかった。
今日が最後だなんて誰にも分からない。

転。兄が海に行ってしまった数年後。
リョータのバスケの試合を観戦に来る母と妹。
兄と同じ背番号『7』を背負い、兄と同じユニフォームを着てバスケをするリョータと長男ソータを重ねて見てしまう母。
バスケが上手くて有名だった兄ソータと比べられてしまうリョータ。
兄ソータは遠い島で暮らしていると信じている妹。

転。
兄ソータの部屋に居るリョータ。
部屋に入ってきてソータのユニフォームなんかを捨てようとする母。
「捨てないで!」
懇願するリョータに
「あんたこの部屋に入らないで!」
と言ってしまう母。

わかる…母の気持ちが痛いほどわかる…
リョータに優しくしたいのに、長男を思い出させるリョータに腹が立つ。
余裕が無いんだ。
夫を亡くして一人で子育てしていくプレッシャーに加えて帰って来ない長男。
死んだ事実に向き合う事も辛いけど、遺体に会えないっていうのはそれ以上にしんどい(経験者です)。
生きていると僅かな希望を持ってしまうし、ちゃんとお別れが出来ないから次にも進めない。

でもまだリョータは意味分かんなかったと思う、親は親であって、嫌われてる、と感じていたと思う。
リョータだって辛いのに、母親に甘えられず、相当苦しい中生きていた。

これが某掲示板であったなら

ありえないです。息子さんがかわいそう。
辛いのは分かりますが母親なんだから子どもの事を一番に考えるべきでは?

某掲示板

そもそも保護者もなく海釣りに出すのは親として失格では?

某掲示板

私だったら耐えられない!夫が居てくれて良かったです。

某掲示板

などなど同情やマウント入り交じる100件以上のレスがついてばちくそに叩かれ、ついでに優しい顔したクソバイス攻撃を受けているだろうと想像。

ちなみに今調べたら沖縄県南城市がモデル(wikipedia)らしい。
ニライカナイか!
妹が言ってた『ソータの住む島』は久高島の事なのかも…

ディーフェンス!神奈川県へお引っ越し

あちこちで長男を(おそらく夫も)思い出す事に耐えられなくなったお母さんが遠くへ引っ越す事を決断。
遠くへ来ても海のある街を選ぶ切なさよ。

新しい土地や学校に馴染めず、馴染まず、一人でバスケをしているリョータ。
そこに兄を思い出させる爽やかなイケメン登場!
ヘイヘイ一人でバスケしてても上達しないぜ~☆
キラッキラしてるこの方、輝いてた時のミッチーでした。
なんだかくすぐったい気持ちになる。私が。

リョータ、うちにご飯食べにおいで。

運命の湘北高校入学、バスケ部に入部

赤木とメガネ君が2年生。
イヤ~な3年生が居てチームの雰囲気はあまり良くない。
この3年生が赤木に文句ばかり言っていて嫌なやつ!嫌なやつ!

試合にも出れず自分ならもっと活躍出来るのに、と不満を募らせるリョータ。

3年生引退。パイセン、さようなら(笑)

一転して好きになる事なく、嫌なやつは引退していきました。
試合に負けた挙句「赤木。やっとお前が仕切れるようになるな」
的な捨て台詞を残し。
とても…カッコわるい…です…

赤木がキャプテンになった新体制チームでの練習の日々が続く。
そんなある日。

ミッチーと愉快な仲間たちにボコられる

あの日の爽やかなイケメンとは露知らず、ロン毛ミッチーに啖呵を切って数人がかりでボコボコにされる。
大切なバッシュを踏まれた事でキレたリョータに反撃されてミッチーもそれなりにやられる。
ミッチーはバスケが、したかったから、リョータが羨ましかったんだねきっと…

ボロボロになって、むしゃくしゃして、バッシュをダンボールに投げつけ、バイクで走り出すリョータ。
何もかもどうでも良くなった様子…

危なっかしい運転。
私が車の運転中だったらイライラするやつのやつ…

行こうぜ、ピリオドの向こうへ…

トンネルに入って暗闇。
トンネルから出たらそこには光。
沖縄の海がみえる。

転。
目が覚めると病院のベッドで包帯まみれになっているリョータ。
ほら事故った。
心配する妹、怒る母。

いやほんと。
何してんのリョータ。
この上次男まで失う事になったら生きていけないよ…
いのちだいじに!

病室を出た母の腰が抜けて、天に手を合わせてお礼を言う仕草にいろんな感情を見た。

そうだ、沖縄行こう

退院後、沖縄に帰ってきたリョータ。
兄との思い出を辿る。
海を見つめる。

兄とリョータの秘密基地へ。
古いバスケ雑誌を見つける。
表紙は最強・山王。

転。兄との思い出のシーン。
強豪山王に入学するのか尋ねる弟にソータは言う。
「沖縄県代表として山王に勝つ」

転。
涙が溢れ出して止まらないリョータ。
セリフもモノローグもない。
本編の中で初めて見せる涙。

やっと。やっと泣けたねリョータ…

兄との別れと夢を受け止めて

秘密基地でもう一つの宝物を見つける。
兄ソータがつけていた赤色のリストバンド。
久しぶりに兄と会えた瞬間。

映画序盤に試合前のロッカーで、リョータが黒と赤のリストバンドを腕につけるシーンがあるのだけど、観客は
「あのリストバンドに繋がるのか!」
と気付くシーンでもある。

神奈川県へ戻ったリョータは、バスケ部へ帰ってくる。
原作リョータ登場回へと繋がる。
ついでに「バスケが、したいです…」儀式を終えたであろうミッチーも爽やかな髪型で戻ってくる。
髪型は爽やかになっているのに、表情がかつてのキラキラミッチーとは違っているのが凄い。
色々乗り越えた顔してるんよね、描き分け凄いなって。
リョータも生意気そうな雰囲気は変わらないんだけど、良い表情してるんだ。

そして桜木花道と出会い、私たちが知っている物語を経て。
山王戦へと挑む。

宮城リョータの物語はさておき

ここまで宮城リョータの物語ばかり語ってしまい、湿っぽい雰囲気になってしまったけれど。
最初に書いた通り、【宮城リョータのこれまでの人生と山王戦がリンクして物語と試合が展開していくパターンのやつ】なので、ちゃんと合間合間にアツイ試合が繰り広げられてます。

臨場感ハンパないって!

音や動きがリアルで、バスケの試合を間近で見ている臨場感が物凄かった。
結果を知っているのに、手に汗握る展開にドキドキした。
ワールドカップ日本対スペイン戦を見ている時くらいドキドキした。
語彙力がなさすぎて伝えられない。
パッションなので、劇場で観てもらうしかない。

あとコートがちゃんとした広さ。
ゴール遠すぎ某サッカー漫画みたいなことになってなくて、そこもちゃんとリアル。
(某サッカー漫画を蔑んでる訳では無いので悪しからず)
コートの中にいる気分だった。

スラムダンクを観戦している

私たちがジャンプで読んでいたキャラクターがそのまま動いて試合してる。
漫画でも十分動きを感じていたけれど、井上先生が監督をしただけあって本当そのまま、スラムダンク。
語彙力。

3Dアニメでどんな表現になるのか心配でもあったけど、全然スラムダンク。
安西先生がやたら膨らんで見えたのは笑ったけど、可愛かった。

『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』には井上先生がどう指示を出して、どう作り上げていったのかがラフやコンテと共に載っている。
私はスポーツ観戦が好きなので、原作者中心で作り出すこのノウハウで色んなスポーツ漫画を観てみたいと思う。
そしてスポーツやってる子たちを取り込んで、若者たちが映画館に戻って来ればいいとも思う。

声優が変わったって?なにそれ

美味しいの?
演出が凄すぎて何も感じなかった。

これは井上雄彦先生のSLAM DUNKです。

繰り出される安西監督の名ゼリフ

名ゼリフが三次元で立体的に聞けます。

あきらめたらそこで試合終了ですよ

某テレビ局に作らせたら、このセリフに向かってスローモーションかけたり、カメラアングルをわざとらしく変えたり、セリフの後に音楽バーン!で盛り上げようとしたり、余計な演出をたくさん入れてしまいそうなもんだけども。
サラッと試合の中のセリフとして言ってくれて安心した。

他にも選手たちの心に残るであろう名ゼリフがたくさん。
要チェックや!

湘北メンバーそれぞれの葛藤、成長

宮城リョータばかりにフォーカスが当たっている訳ではなく、ちゃんとそれぞれの選手たちの気持ちや動きにもフォーカスしている。

メガネ君の活躍はまるっとカットされていたけど、全力でサポートする気持ちがカッコ良く描かれていた。
メガネ君とは来世で結婚するつもり。

左手はそえるだけ

原作でも最後までセリフ無しで描かれていた山王戦ラスト30秒。
見事に再現されていた。
原作を超える超えないではなく、あのシーンだった。

花道がラスト1秒でシュートを打つシーン。
「左手はそえるだけ」のセリフは、映画ではカットされていた。
でも、聞こえてきた。
観客全員聞こえてたんじゃないかな。

試合終了までのここまで、素晴らしい演出でした。
ありがとうございます…。

ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!

試合展開が前後してしまったけれど、流れ的にここで語る。

少し戻って、山王戦前日

リョータとソータの誕生日。
家族でケーキを食べる宮城家の食卓。
リョータ17歳
ソータ20歳

妹を挟んで会話するリョータと母。
「ソーちゃんは生きてたら20歳」
リョータと母が言わないようにしている言葉をいとも簡単に(簡単な事のように)口に出す妹。

この妹ちゃんがね…この母子を繋いでいるんだ。
妹ちゃん目線での物語も見てみたいものだ。

不貞腐れた態度で部屋に戻るリョータ。
部屋に戻ると机に向かい、母に手紙を書いている。

「生きているのが、俺でごめん」

書いてしまった言葉を消して捨てる。

違うんだよ、違うんだよリョータ…
子どもにそんな事を思わせてしまったとしたら。
私は母親として、心臓が抉られる位しんどいシーンだった。
話が出来ていたら良かったのかもしれないね。
理想論でしかないのだけど。
自分だったとしても怖くて出来ないんだろうなあ。

モノローグ。
リョータから母への手紙。

「バスケをやめろと言わないでいてくれて、ありがとう」

手紙を読んだ母がこっそり試合を見にきている。
バスケ姿を見てられなかった母が、目を逸らさずに見る『リョータのバスケ』。

転。冒頭、父の遺影の前で泣いている母のシーン。
成長したリョータが、母を優しく抱きしめる。
涙腺崩壊。
本当はずっと、そうしてあげたかったんだね。

転。試合会場。
ディフェンスを抜けられないリョータの目が決意を知らせる。
母が「いけー!」と声を上げる。

「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!」

ここで!10-FEETの! 『第ゼロ感』が!流れるわけ!

いかがでしたか?
いかがでしょうか?
かっこ良すぎて腰抜けますよ。
必見、て、この事を言うんだな、って。

ねぇねぇ奥さん知ってます?
『10-FEET』って、バスケットゴールの高さなんですって。

湿っぽい涙なんてすぐに止まる

時間は動き続けている。

試合が終わって

砂浜から海を眺める母。
母を見つけるリョータ。
向き合う二人。

母がリョータの腕をしっかり掴んで、
「背、伸びた?」
ここでようやく、リョータの『生』を受け入れる。
ソータのリストバンドを母に渡すリョータ。

合流した妹が言う。
「写真、飾ろうよ」

妹ちゃん、ずっとこのタイミングを待っていて、家で明るくバランスを保ってくれていたんだろうな。
めちゃんこ良い子。
妹ちゃん、うちで一緒にケーキ作ろ。

エンドロール。
曲はもちろん10-FEETだよね。

エンドロールが終わった後、窓際に飾られるソータの写真。

Happy End… ?

俺たちのたたかいはこれからだ

未来の話。
リョータがアメリカでプロとして活躍している。
試合相手チームには山王の沢北。
リョータと沢北がアメリカのバスケットコートで再会。
再戦。

To Be Continued…

正直このシーンは蛇足でいらないかな?と思ったけど、
宮城リョータが幸せならオッケーです!

※ちょっと調べたらこのシーンに込めた井上先生の気持ちなんか出てきて、蛇足とか思ってすみませんでした…な気持ちに。
興味のある人はパンフレットを買うか、ググってみるピョン。

映画関連情報について

私はネタバレに触ってしまうのが怖くて前情報ほぼ無の状態で行ったのだけど、公式も内容をほぼ明かさずにいたみたいですね。
帰って来てからYouTubeの告知を観たりしている。

あはははかっこいい(笑)
シンプルにかっこよくて笑えてくる。

カウントダウンもしてたんだ。
あと”7”日とか”10”日とかの数字が、それぞれの背番号にリンクしている。
オシャレだよぉ…

特設サイトについて

職業病でサイトはくまなく徘徊、チェックしてしまう。

特設サイトって遊び心があって大好き。
スラムダンクのページで言うと、ページ内リンク『TOP』ボタンがバスケットボールになっているのだけど。
下へスクロールするとボールがくるくる回って、マウスを乗せるとドリブルする。
リンクを押すとくるくる回って、ゴールしたかのようにページトップへ戻るモーション。
ほら。

ニクイ演出。
ぱっと見動きをつけず、他リンクのホバーアクションも最小限にとシンプルに作られているから、よりこのモーションが引き立つし、ページ内で閲覧できる告知動画の動きも、より感じられる。

みんなで感想の手紙を書くサイトもあるよ。

ここは鑑賞後に訪れると演出に泣ける作りになっている。

第ゼロ感

不確かな夢叶えるのさ
約束の夜に
微かな風に誓うのさ
静寂の朝に
遠い星の少年は
その腕に約束の飾り
まだ旅路の最中さ
幻惑の園に

10-FEET - 第ゼロ感 (映画『THE FIRST SLAM DUNK』エンディング主題歌) Audio Movie

宮城リョータの物語とリンクしている歌詞。
疾走感。
全てが完璧で、この曲が物語をいっそう盛りあげてくれた。

疾走した後、突然メロウになって未練無く終わるラストもかっこいい。
試合終了?何を表現しているのだろう?

聴くとただただ元気になれるので毎日聴いている。
お世話になってます!

私とスラダン

ここから先は映画関係なく私のスラダンの思い出とかをダラダラ語るだけなので、タイパ重視の方は回れ右してゴーストレイトで最後ちょっと左行って映画館へ足を運んでください。

余談だけど私はバスケの試合中パスカットしようとして転び、パスカットも出来ず足だけ折るというコスパの悪い怪我をした事がある。

ジャンプ黄金時代のノスタルジー

私が小学生の頃あたりはジャンプ黄金時代と呼ばれているらしい。
スラダン、ドラゴンボール、幽遊白書、ろくでなしブルース、ジョジョ…
歴史に残る名作が揃っていた。

日曜日の午後になるとジャンプを並べてくれる商店が近所にあって。
お父さんが500円玉を渡してタバコを買ってきてとお願いしてくれるので、そのお釣りでジャンプを買っていた。
(ジャンプもタバコも安かったし、タバコは誰でも買える時代だった。)

月曜日の朝になるとクラスの男子とあれこれ語っていて、月曜日が憂鬱なんて思った事が無かった。
何をするにもジョジョの効果音付きでしか動かないジョジョに冒された男子もいた。

いつ卒業したか忘れたけど、幽遊白書が終わってから毎週買わなくなっていったのかな。
なんかお父さん日曜日も家に居なくなってたもんで、おこぼれのお小遣いもいつの間にか無くなっていた。
そこからはお絵描き教室の先生の息子さんが置いてくれていた、1号古いジャンプを追っかけながら読んでいた。

動きの多い漫画なので、毎週細切れで読んでいると一瞬で読み終わってしまって、次週が待ち遠しくて仕方なかった。

スラダンが終わった時、私のジャンプ歴は一度幕を閉じたように思う。

あなただけ見つめてる

アニメも欠かさず観ていた。
カラオケでやたら歌ったのはこの曲。

大黒摩季『あなただけ見つめてる』

アニメのエンディングが始まって、
♪あーなただーけ見つーめーてるっ
部分で流川と桜木の手がボールをはさんで交差している様を、友達と手をクロスさせて再現させるっていう、それだけで一生盛り上がっていたあの頃。

今でもこの曲を聴くと右手が疼くぜ。

大学生で再会

大学の友達が全巻貸してくれて、一晩で全巻読み終わった。
その後も何周したか分からないけど、何年経っても色褪せない世界に夢中になったし、大学生やってるとしんどい時もあったけど救われる気持ちだった。

バスケで足を骨折したのもこの頃。
感化されてバスケが、したくなっちゃったのかな。

それからバスケは二度とやっていない。

好きなキャラクターは年齢と共に変わる

小学生の頃一番カッコイイと思ってたのはミッチーだった。
ロン毛のミッチーはダサくて嫌いだったけど、第一印象ワルの人が心入れ替えて頑張るっていう王道にまんまとときめいていた気がする。
イケメンだしね。

流川はあまり…好きじゃなかったかなぁ…
春子さんはさ、ちょっと女子の中で嫌われちゃうタイプだったよね。
彩子さんは好きだった。
こんなお姉ちゃん欲しいなーと思ってた。

この頃メガネ君はただの優しいメガネ君だった。

大学生の頃は翻って流川を好きに。
イケメンだけどチャラチャラしてなくて、モテてもなびかず自分の道を進んでいる感じが当時の私には堪らなく好みだった。
振り向かないイケメンほど魅力的なオトシゴロ。
春子さんみたいな女子に嫌悪感を抱くことも無くなって、素直で良い子じゃんとなっていた。
彩子さんは変わらず好きで、この歳になると友達になりたかった。

メガネ君は、木暮先輩だった。

社会人になって。
メガネ君は夫候補へと昇格した。

母親になって。
唐突にゴリの魅力に気づく。
いいお父さんになりそう。
子どもはゴリ似か春子さん似かのガチャが激しいのが気になるけど、小姑が春子さんなら大当たりだよなぁ。
もしかしたら義弟が花道かも知れないし、帰省が楽しそう。

りょーちんは、私が背の高い人が好みだったもんでずっといい奴枠に座ってたんだけど、今回映画を観て息子にしたいNo. 1になった。
そうなると彩子さんは嫁候補No. 1な訳で、悪くない。

以上、勝手な妄想にお付き合いいただきました。
お口直しに劇中歌どうぞ。

長々とお付き合いいただき感謝です!

THE FIRST SLAM DUNK

ぜってー観てくれよな!

感謝

絶対観てと背中を押してくれた友人たち。

エンドロールに名前のあるスタッフの方たち。
エンドロールに名前のない関係者の方たち。

The Birthdayのメンバー様。

10-FEETのメンバー様。

井上雄彦先生

良い体験をありがとうございました。
色々あったけれど、また救われた気持ちです。

いつまでも戦い続けてくれている。
何度でも私を救ってくれる湘北のメンバーたち、ありがとう。

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