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『間違う力』読了📖

ワンダー図書館で借りた本、読了😆
本棚オーナーの一人、ソイラテさんが激推しの作家さん。紹介ノートを見て、なんかちょっと面白そうって思って借りてみた。

面白いどころの騒ぎじゃない💦いわゆる「巧遅は拙速に如かず」by孫子をこんなにも激しく実践してる人、いるんだ😱

種まきからアヘンの採集まで全部実際にやってみたいからって、ミャンマーと中国の国境地帯にある山奥の村に住んで、半年間、ケシ栽培とアヘン生産に従事して、最終的にアヘン中毒になった… とか、やりすぎでしょ😓
間違う力 第7条 過ぎたるは及ばざるよりずっといい による経験談。

なんと驚いたことに、高野さんにも引けを取らない強者ノンフィクション作家は他にもいて、ラジオ体操の起源を知りたかっただけなのに、東京都内にある266カ所ある体操会場を全て訪れみなさんと体操してしまった髙橋秀実さんや、革の本作りのために屠畜(とちく)を取材したが、もっと深く知りたくなり実際に自分で豚を飼い、最後はその豚たちをつぶし料理にして、革はなめしをするべく塩蔵中という内澤旬子さんなど……

こうなってくると、私は今までの何をやっていたのか、何もしていない自分の方がむしろおかしいのでは?という気にさえなってくる。
そのくらい、暴走や迷走と紙一重の狂気的行動力にノックアウト😵‍💫

この本は、高野さんみたいなオンリーワンになる方法についての本を書いてほしいと依頼されたが、それは自分の間違う力が今の自分を形成し、結果としてオンリーワンになった。だから、自分の間違う力をパターン分けして書いてみた。という内容。

または、高野さんご本人の言葉を借りるなら、極めつきの普通で平凡な(全然平凡じゃないですけど〜w)人間がいかにして世の才人たちと対抗すべきかと心血を注いで考えた攻略書。

その波乱に満ちた体験(もちろんアヘン以外にもたくさん紹介されてる)は文字通りの心血が注がれてる、私なら命が何個あっても足りない💧ゆえに彼は間違いなくオンリーワン。でも、やりすぎ〜!!
今ではすっかり品行方正になり、もっともっと度はずれたことしないとと、強く反省してるとのこと……
これからも、驚愕のノンフィクションを読み続けられそうで、安堵w

正しいかどうかより面白いかどうかで決めること。
他人がやっていない新しいことをやるのに、正しいかどうかなどわかるわけもない。そんなことを考えるより、自分がワクワクしているかどうか確かめることが、先決だ。

間違う力 p.209

ちゃんとしてなくていい。気軽でもいい。てきとうでもいい。
でも今、はじめる。

間違う力 p.195

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