11/11 1000円のチーズ

(強めの酒の3杯目を飲みながら書いてます)

東京の沿岸部ではデザフェスと文フリを、東京の山間部であるところの地元では酉の市とハンドメイドイベント(なぜデザフェスと被せた)をやっているが、私は今日昼間に起きて、歯医者に行き、少し買い物をしただけで外が暗くなっていた。
転職したばかりで疲れてるだろうから、年末まで土日はなるべく予定を入れないようにしようと思っていた。家の手伝いもあるし。
しかし、意外と沿岸部のイベントの方も行けるくらいの体力が残ってる気がする。
まあ、行っても本当に大丈夫だったかは、日曜の夜ではなく、次の金曜の疲労度でわかることではあるが。

歯医者に行って、痛いのは嫌だからと麻酔の量を増やしてほしいと頼み、2倍の麻酔を打ったら動悸と手足の震えでうわーーー!となった。
迷惑客である。
帰りに少し買い物をした。
先週買った服が気に入ったので、色違いを買おうと思ったら、欲しい色はすでに売り切れていた上に、990円に値下げされていた。
私多分3000円弱で買ったよ、先週。
ダイソーに行ったら怒鳴り散らしてる客がいたので過呼吸になりかけた。
麻酔のせいもあるけど。
高所得になった友人が、高所得になってもある一定のところを超えるとそんなに生活は変わらないと言っていたのだが、私も高所得になって高圧的な客やただ迷惑なだけの客がいない店で買い物ができるようになりたい。
まあ私自身が迷惑客というのはあるけど。

クレジットカードを使おうとしたら、使えなくなっていた。
もし上限が来ているのだとしたら、この2ヶ月で100万使ってることになるし、そんな記憶は流石にないので気が付かないうちに分割払いにしているか、不正利用されているということだ。
が、確かめるのは怖いのでそのままにしておくことにした。

帰ってメソメソしながら色つきリップクリームを作ったり部屋の掃除をした。
母が駅ビルの食品売り場で、ゴルゴンゾーラチーズと生クリームを合体させたなんかすごいチーズを買ってきた。
おたま一杯分くらいで1000円するらしい。
最近、家(飲食店)がかなり儲かっていて、それでもまだコロナの損失分を賄えていないはずなのに、家族の羽ぶりが格段に良くなっている。
うちの家族は、インテリアにもファッションにも全くこだわりがなくて、最新ガジェットにも興味がないし、旅行にも行かない。芸術や流行りの音楽にも疎い。
趣味らしい趣味は何もないのだけど、食に全ツッパするところがある。
美味いものを売り、美味いものを買う。
収入が増えてもそんなに生活は変わらない、というのは年収いくらくらいからなのだろう。
ひとすくい1000円のチーズを買い、冷凍庫には常にハーゲンダッツがあるけど、腐りかけのバナナやカビの生えたパンのカビのない部分を齧ることはまだあるから、そういう意味では確かに生活の下限は変わらない。

メソメソしていたけど暇でもあるので、久々にジムに行って筋トレをした。
筋トレしたらなんだか気分が前向きになった。
運動は大事。
帰りしな、クレジットカードが全国的に通信障害で使用できなくなっているニュースを耳にした。
つまり私のクレカも、100万の上限なのではなく、不正利用もされておらず、ただただ通信障害なだけだったようだ。
100万円得した気分である。
気分が良いので、ドンキで安酒を買って帰った。
白ワインってあんなに量が入ってて度数が10%とかあるのに、300円台で買えるのですごい。ストゼロ飲んでる場合じゃない。
風呂上がりに例のチーズと共に白ワインを飲んだ。
父親がやってきて、金出してやるからもっといいワイン買ってくれば良かったのに、と言った。
でも330円のワインもそれなりに美味しいから別にいいか、となった。
チーズもゴルゴンゾーラ特有の塩辛さが生クリームのおかげでマイルドになっていて、口当たりもとても良く、つまり超美味しかった。
父親と酒を飲むと必ず聞かされる、調理学校時代にひと匙1万円のキャビアを盗み食いした話を、今日もやっぱり聞かされた。

そして度数10%の白ワインを3杯飲んで、現在に至る。

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