2/3 デジタルデトックスで集中力が上がったら

先週、auからpovoに変えた。
通信料節約のためだ。
povoは基本料タダで、自分の必要に応じてギガ数と日数のプランを都度購入することになるので、かなり節約できると見た。
ちなみに、家と職場にWi-Fiがある人は月3ギガあれば足りるというのが定説らしい。
ほう。私は月20ギガ近く使ってるが。
まあ通勤4時間のうちずっとYouTube垂れ流してるし、職場のWi-Fiは使用できないので仕方ない。

年明けからSNSに触れる頻度を大幅に減らした。
心身の安定のためにほぼ全ての人をミュートにしているのだ。
この勢いなら更なるデジタルデトックスできるのでは。
と思い、土曜に1ギガだけ購入して、なくなったら次の土曜まで耐え忍ぶ、という作戦に出ることにした。
火曜から金曜まで屋外ではほぼ圏外になるが、うまくやれれば月6900円だった通信料金が1600円くらいになる。
という計算を全プランわざわざ表にまとめて算出した。

ケチの執念

通信量節約のために空いた時間は、読書にあてることにした。
文フリの機関誌含め、積読が溜まりまくっている。
引っ越しまでに全て消化したい。あと半年くらいか。

私は普段読書をほとんどしない。
一応文学部的なものを専攻していたのにも関わらず。
本が好きか嫌いかよく分からない。
読書するとお腹がゆるくなるので便秘には良い。
でも無意識に歯を食いしばるので、それによる弊害も出る。
そしてこれらは間違いなくストレスから来るものだが、好きでも嫌いでも「ストレス」というのは絶対値で計るものだから、お腹が痛いからといって嫌いとは限らない。

年明けに読書を始めた頃は、昔より集中力が落ちたなと思っていたけど、続けているうちに集中できるようになってきた。
SNSを控えてからイライラすることも減り、良い傾向だ。
やはりスマホ依存は良くないな。

今日は新宿で来た電車に乗り、5分ほどぼんやりし、その後本を開いた。
停車するたびに顔を上げて軽く駅名を確認した。
基本的に終点だからあまり気にする必要はないのだけど。
降りる駅のひとつ前で顔を上げた。
ここが分岐点で、私の地元に帰れる路線と、本格的な山の方に向かう路線とで分かれる。
向かい側のホームに、地元行きの表示のある電車が見えた。
私は再び本に視線を落とした。
どうして。

スマホをいじっていたらこんなことにはならなかった。
普段は来た電車に乗れば基本的に終点が地元である路線にあたるので問題ないけど、土曜日は同じホームに3本に1本くらいの確率で、分岐した山の方に向かう電車にあたってしまう。完全にうっかりしていた。
45分くらい乗ってるんだから途中で気づけよという話なのだが、集中力が上がってるせいで気づかなかった。
それに、行き先が違う電車に間違えて乗ることは今までもたまにあったけど、一駅前の景色を見るとなんとなく違和感があって気づくものだ。スマホを見ていれば。
まず進行方向に対して開くドアの左右が違うし、向かい側にきた電車の行き先を見たら、今乗っているのが山の方の電車だと気づくはずだ。
今日は全部スルーした。
向かい側に来ていた電車の行き先もしっかり確認した上で。
山の方の路線は停車するたびに冷たい空気が車内に流れ込んでくる。
正面に座ってるおじさんが、ラジオを聴いているのかずっとニヤニヤしていて、なんかすごく腹立たしかった。
「はざま」という駅名が「ぶざま」に見えるくらいイライラしてきた。

集中力があがりすぎるのも考えものだ……。
乗る前に電車の行き先をちゃんと確認しよう。

仕方ないので一旦山の麓の方まで行き、別の路線に乗り換えてぐるっと回って地元に帰った。
これは乗り換え駅にあった異常なカニ推しのコーナー。

カニカニカーニバル

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