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フィルムレシピ、こんな感じです。

先述のように、最近FijifilmのX100Vというコンパクトカメラでストリートフォトを撮り始めました。ストリートと言っても、ここは地方なのでだいたい車移動。東京のように常に人が歩いている訳でもないので、日々の日常を撮っているに近いストリートフォトです。
これも先述ですが、海外のフォトグラファーがFujifilm製カメラの機能を活かして作ってくれている「Film Recipe(フィルムレシピ)」を使って撮るのがなんとも楽しくて、毎日欠かさずX100Vを抱えています。

参考になるか分かりませんが、そのFilm Recipeで撮影した写真を貼ってみます。これは僕の経験値からですが、海外でFilm Recipeを使って撮影された写真とは少し雰囲気が異なるのは、やはり地域の違いです。
フィルム時代から仕事で日本中、海外まで撮影経験がありますが、その土地の緯度や湿度、空気の質の違いなどで現場の光の質が変わることから写真の写りが変化します。カリフォルニアなど比較的湿度が低くて空が濃い青に見えるような地域と日本では晴天でもコントラストや彩度が違うので、同じようには写らないのですね。
それも面白いところではあります。

それぞの写真をクリックしていただくと大きく見られてよく分かると思います。

Portra400(Recipe)

雨上がりの翌日、水蒸気が空気中に含まれた景色を窓越しに撮影したのでより柔らかく見えています。確かにPortraっぽい優しい感じですね。このレシピは好きでよく使います。


Kodachrome64(Recipe)

夕方のアンバーな光に似合うコダクローム64のレシピです。シャドーが潰れない程度に締まる感じもコダックのポジフィルムらしい。


New American Color(Recipe)

これはフィルムの再現レシピではありませんが、90年代後半あたりから、確かアメリカで生まれたニューカラーという概念の色味。ネガフィルムで撮影して、暗室で仕上げていく階調の広いトーンですね。日本ではホンマタカシさんが先駆者だったように記憶しています。好きな色味です。


Illford400monochrome(Recipe)

確かにイルフォードっぽい、とテスト撮影の最初で思いました。もはや印画紙の再現。ありがたいレシピです。


Fuji 400Pro H(Recipe)

フジフィルムのネガを再現したレシピ。まだ梅雨明けしていないので、晴天で試せていないですが、雨の感じも良いですね。


今後は、僕も既存のレシピを参考にしながら、自分の地域らしさが出せるレシピを研究していきたいと思います。


最後の3枚はフィルムで撮影した東京。
東京はやっぱり絵になる。そして、フィルムはやっぱり良い。

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