『物々交換会』を開催してみて、お金について思ったこと。
ここ数年、
ずっとやってみたかった
無農薬野菜で物々交換会を
先日、開催してみたんです。
そのときの感想です。
写真とか、まったく撮り忘れました。くそぅ!(汗
▷ 物々交換会を開催した理由。
そもそも
なぜ物々交換会をやってみたかったのか。
その理由は
3つありました。
①貸し農園で、食べきれないほど野菜がいっぱいできるから
②気楽なやり取りを、やってみたかったから
③全体的に無駄をなくしたかったから
今回の会は
会場を借りておこない、
開催内容としては
ザックリ書くと
のような感じで告知しました。
(ちなみに用意できた野菜は、さといも、小松菜、とうがらし)
あまりにも不特定多数を対象にすると
トラブルもあり得るな~と思い、
まずは知り合いに周知するにとどめました。
①食べきれないほど野菜ができる。
畑を借りて、はや3年?
食べきれないほどの野菜に
いつもあの手この手で対処してきた。
職場やご近所さんへ
おすそ分けをしたり、
こども食堂に持っていったり。
貰ってもらえるだけで、ありがたい。
なので
わざわざ『物々交換』などしなくてもいいのでは?
という感じなのだが
持ちつ持たれつ~みたいなものを
気楽にやってみたかったんです。
②気楽なやり取りがしたい。
なにも
「こっちのをあげるから、そっちのをちょうだいよ」というのを
やりたいわけでも無くって
べつに
さし上げたっていいのである。
貰ってくれて、食べてくれるならありがたい。
だけど、
わたしの住んでいる地域は
お野菜をさし上げると
後日、菓子折りみたいなのが返って来ちゃうので、
気が引けてあまり気楽に有り余った野菜を
おすそ分けできないんですね。(汗
返報性の原理、ですよね。(お気持ちはもちろん嬉しい)
なんかもっと気楽に
“ 余るもの ” を、気楽に渡す、やり取りする、みたいなのを
やってみたかったんです。
しかも
【会】として開催すれば、
望んでいるひとが来るわけなので
『需要と供給同士』で
気兼ねが無いというか…
こちらから一方的、ゲリラ的にさし上げると
ひとは恐縮してしまうのだな~と、
感じるところがあったのです。
③全体的に無駄をなくしたい。
おこがましくも理想をかかげるのなら
世の中の無駄をなくせる、という目論見。
「わたし、ほうれん草いっぱいあるわ。あげる」
「あ、欲しい。こっちは柿、余ってるよ」
みたいに、
補い合えたら理想だな!って。
今回、
やはり庭の柿の実がとれすぎて
食べきれないって持ってきてくれたひとがいた。
スーパーに売っている柿も
甘くて好きだけれど
庭になっている野良柿の
ガシガシして控えめな甘さの柿が
わたしは大好きなので
ほんとうに嬉しかった。
こんなふうに
お互いに、
余ってるなら交換しましょ!という世界を
やりたかったんです。
今回は “ 果物 ” にしたけれど
べつに食べものでなくても
得意な歌や
肩たたき、それこそ
とっておきの変顔で笑わせてくれる、とかでも
わたしは良くて、
交換できるものなら
なんでもいいかも。(笑
交換させてもらえる、なら。
▷ お金という存在。
今回、
この物々交換会を
開催して
お金じゃない物でなにかを手に入れる、
ということをやってみて
思ったことは、
お金って便利だな!ということだった。(笑
そんなこと、
やらなくても分かるだろう、という感じだが
まず、
物々交換だと荷物がかさばる。(笑
「お金って、なんて軽くて持ち運びしやすいのだろう!」って。(笑
いまやスマホ決済で、
現金もあまり持ち歩かないしな。
それと、今回は
“ 果物と交換 ” と指定したが
実際は
お菓子やお金をご持参されたり…
何も持ってきていない付き添いのひと、
とかを気にし始めたら、
会をスムーズに進める難易度が
いっきに爆上がりである。
まぁこれは、
わたしの周知、企画の練り方が
甘かっただけですが。。。
ま、
今回は
みんな知り合いの
いいひとたちばかりだったから
和気あいあいと終わったけれど、
「だれでもご参加どうぞ~」
みたいな会として開催した場合に、
参加者同士の
平等性というところまで
手が回らないことによって
全体的に不満が出ることも
危惧される。
みんながみんな、
気持ちよくやり取りできないとなると
わたしとしては開催しないほうがよい、
となってしまう。
そうなると
やはりスーパーなどで
値段というものが付いているのは
一目瞭然、明確で平等で、欲しい、欲しくないによる単純明快な行動がとれる、シンプルなことだな、と感じざるを得なかった。書いていて当たり前すぎて、どうしよう。
なにはともあれお金って、便利。
▷ ひととの繋がり。
でも今回の会を開催してみて良かった。
さといもは泥臭くなくて
おいしいものが出来たから
だれかに食べてほしかったし、
お野菜のことを
話しながら分け合ったり
ふだんわたしが食べない果物をいただけたり。
開催してみて良かった。
お金がつくづく
便利だということを感じられたし、
それに
交換じゃなくても
いままでの、
お野菜をこちら側から
さし上げたことを振り返り、
喜ばれたときの
喜びや
料理した感想をいただけるときの嬉しさを
改めて思い返すことができた。
お互いのムダを
なくせるのであれば
物々交換会は会として有意義だと思う。
『みんなが気兼ねなく、
それぞれ何かを持ち寄れる場所』というのは
やはり魅力的だとわたしは思う。
ただ、
ムダの出るタイミングは
人それぞれであるし、
けっこう難しいな!って思った。(笑
まぁもっとブラッシュアップして
出来ないものかなぁ、と
考えるのも楽しい。
これから先、
どんなやり取りがあるのだろう。
どんなやり取りができるだろう。
お金でもいいし、
お金じゃなくてもいいし、
お金は便利だし、
有り余っているのならさしあげる。
ひととの繋がりで出来ること。
持ちつ持たれつ、
ひとりじゃ出来ない。
だれかが喜んでくれるなら
嬉しい。
貸し農園で
実りすぎる野菜によって
ひととのコミュニケーションがうまれた。
先日も、
ほうれん草をさし上げたら、
ミントマリーゴールドをいただいた。
はじめて見るオレンジ色のお花。
ミントマリーゴールドの葉っぱは、
柔らかいクセのない甘いにおいがした。
気兼ねなく
喜んでもらえる。
喜び合える。
それが嬉しいなって、
そんなことを
改めて思えた。
☕︎Have a nice day! ☕︎