クラブ始動前夜
南紀オレンジサンライズFCは、和歌山県の紀南地方を中心として「サッカークラブ×移住×農業」をテーマに2022年より活動を開始するサッカークラブです。
選手・スタッフが和歌山県外から移住し、そこで農業を中心とした仕事に取り組みながら、サッカーだけでなく地域貢献活動も積極的に行うことで、周辺地域の活性化を目指します。
「移住をテーマにしたサッカークラブ」を設立しようと思ったのが2020年の3月。
本当に0からのスタートで、それから活動拠点の選定、選手・スタッフの募集、地域との関係性構築など色々なことがありました。
そして、明日2月15日(火)にようやくクラブの始動日を迎えます。
振り返ると、本当にあっという間の2年間だったように思います。
現段階で21名の入団選手が決まり、スタッフを含めると25名程度が和歌山県に移住をします。(これから数名増える可能性あり。)
ここまで予定通りに進んだこともあれば、思うようにいかなかったことも当然あります。
その中で、まずはここまで何らかの形で関わっていただいた方には感謝の気持ちでいっぱいです。
これから先、今までイメージしてきたものを現実にしていく作業が始まります。
全てが上手くいくことはないですし、常により良い形を模索する必要が出てくるはずです。
同じ状態のままでいることを良しとせず、常に挑戦し続けることが出来る組織でありたいと思います。
大変有り難いことに、明日は現段階のクラブ規模では考えられない数のメディアの方々にお越しいただく予定です。
もしかしたら、一時的に色々な方に注目をしていただけることになるかもしれません。
ただ、これから取り組もうとしていることは短期間でどうこうなる問題ではなく、長期的な視野を持って向き合うべきものです。
側からみたら地味に映るかもしれませんが、地道な活動を積み重ねていくことで、地域の方々に必要とされるサッカークラブを目指していきたいと思います。
最後に個人的な話を少し。
私自身、大学を卒業してから独立リーグ(野球)や地域リーグ(サッカー)のチームスタッフとしてスポーツの現場に10年近く関わってきました。
その中で、少しずつマンネリ化ではないですが、最初の頃に感じていたやりがいや楽しさは失われつつあったように思います。
それが今回、新しくサッカークラブを立ち上げることになり、これまで当たり前のように取り組んでいた業務やタスクを物凄く新鮮に捉えることが出来ています。
例えば、明日実施するミーティングやトレーニング一つとってもそうですし、これまでしてきた企業訪問もそうです。
この業界の中で、今でも緊張しながら仕事が出来ていることを個人的にはとてもポジティブに捉えています。
それは今の段階で沢山の方に関わってもらえているという面もありますし、自分自身の立場的なものもあるかもしれません。
ただ「大学生の頃から憧れていたこの業界でまだ頑張りたい」と思えたことは非常に良かったと感じています。
その上で、当然やるからには様々な場面で結果を出すことが求められます。
別に感情を表に出すタイプでもないので、人知れずひっそりと覚悟を持って取り組んでいければと思います。
もしよろしければ、今後の南紀オレンジサンライズFCにご注目いただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました! いただいたサポートはサッカークラブ「南紀オレンジサンライズFC」の運営費として使わせていただきます。