森本好映 Morimoto Yoshiteru

株式会社KSKアナリティクス 代表取締役 https://www.ksk-anl.co…

森本好映 Morimoto Yoshiteru

株式会社KSKアナリティクス 代表取締役 https://www.ksk-anl.com/ FAメーカー〜海外MBA留学〜コンサル会社を経て2006年に起業。企業の情報活用やデータ分析コンサルティングを中心に活動。趣味:空手、ゴルフ、歴史、音楽。

最近の記事

データ分析を企業文化に 〜機械学習モデルの運用〜

現在ある法律事務所のAI化を支援しています。会話音声から内容を要約してデジタル化するものです。最終的にはそれらをデータベース化して、ある判断ができる機械学習モデルを運用することを目指しています。 最近は、業界問わず機械学習(ML)技術がビジネスで重要な役割を果たすようになってきました。そしてAIのアプリも手軽に作れるようになってきて素晴らしい限りです。しかし、実務で運用して価値を出していくためには、まだいくつかの課題が存在します。 【課題1: データの品質と精度】 機械学

    • 大学 ≒ ビジネス

      ”次の30年で、大学はビジネスのようになり、ビジネスは大学のようになっていく”  ヘイミシュ・マクレイ,「The World in 2050」より テクノロジーの進歩で何十億という人々が知識にアクセスできるようになりました。教育制度や教育機関も速いとは言えませんが、確実に変わりつつあります。デジタル、AI等の発展により、教育コストは大きく下がることは確実です。大学等のアカデミックも「教える」ことに対する提供価値を求められるでしょう。 ビジネスにおいても、各企業における教育

      • テクノロジー=コモディティ化の歴史

        人類は新たな技術を生み出して、それを社会で共有することで、進歩、発展してきました。そこには以下のような4つの段階があると言えます。 新技術の勃興 → 混乱期 → 安定期 → コモディティ化による進歩 Ex, タイプライター(文字入力) 以前はタイプライターという職業が存在しました。私の新卒時代でも営業所にPCが1台しかなく、営業所長が自身の手書きのメモを「〇〇さん、これメールして」と事務員の方にお願いしていました。 その時の事務員の方は間違いなく希少なスキルを持っていま

        • ATC2023に参加

          2023年8月24日/25日と2日間アルテア・テクノロジー・カンファレンスに参加しました。 https://events.altair.com/atc-japan-2023/ 1日目には初めてパネルディスカッションのモデレータを務めさせていただきました。テーマは「フリクションレス(摩擦のない)AIの未来を作る」です。 昨今、多くの企業でもAIの導入活用を進めていますが、そこには、以下のような摩擦が存在します。 1、組織的なフリクション ・データ人材の確保 ・上層部と現場

        データ分析を企業文化に 〜機械学習モデルの運用〜

          ChatGPT4 Code Interpreterで、近未来のデータアナリストを感じた

          パーソナルなデータアナリスト 2023年7月7日OpenAIはChatGPT4 Code Interpreter(コードインタープリター)機能の一般開放を開始しました。これはChatGPT内で、コードの生成や理解、データ分析、グラフ生成、ファイル編集、Pythonコード実行などを行えるものです。 つまり、今までデータアナリスト(データサイエンティスト)が行なっていたテクニカルな業務の大部分をChatGPTがやってくれることになります! データ分析プロジェクトでは、大きく分

          ChatGPT4 Code Interpreterで、近未来のデータアナリストを感じた

          事業と人生

          EOメンバーのご縁でフォーバル大久保秀夫会長にお話を伺う機会がありました。事前に書籍等で勉強させていただき、当日は個別に質疑応答させてもらうことができました。本当に多くの学びをいただいたのですが、特に2つ。 1、「事業は社会性→独自性→経済生」 これが逆になると、思考も以下のようになります。 経済性(儲かるかな?)→独自性(競合は?)→社会性(法律関係は?) ただ、これだと一部しか幸せになりません。 企業は成長する中で、優先順位はこの反対になります。 ・社会性(この事業は

          アナリティクスのシェルパとして

          社名にも入れているアナリティクスですが、これは、「人々が多様なデータを整理・分析し、より良い意思決定や課題解決を行うための技術や思考の総称」です。AIもDXもアナリティクスがなければ上手く活用することはできません。データ、思考、ツールを組み合わせることで、初めて目的が達成されます。今後ますますAIなどの技術進化が進む中で、私たち人間のアナリティクスはさらに求められるようになると考えます。 当社ビジョンは「Data Analysis for Everyone!」です。すべての

          アナリティクスのシェルパとして

          ブログ移転

          KSKアナリティクス代表の森本です。2006年の創業以来、毎月1記事ずつビジネスのこと、AIやアナリティクスのこと、経営のことを中心に記事を書いてきました。 自社サイト更新に伴い、今後はこちらで書いていこうと思います。 過去のブログはこちら