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『夜を乗り越える』自分の弱さを肯定するための読書案内

今夜は「本好きのためのおしゃべり会」を友達数人と開催しました。

それで思い出したのが、めちゃくちゃ大好きな又吉直樹さんの『夜を乗り越える』です。

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本の楽しみ方や読み方がわからない方は、この本をまず読んでみてください。

「なぜ読書をするのか?」

その答えが見つかります。

私は幼少期の頃から、生きづらさを感じていました。
いろんなことを幼いながらに1人乗り越えてきました。

そんな環境では、読書だけが救いでした。

誰しもがキラキラ生きているか?
誰しもが順風満帆に生きているか?

そうではないでしょう。

弱さを理由にしてはいけない、そんな声もわかります。

それでも、不器用に生きる人に私は寄り添いたい。

私は読書を通じて生き方が楽しくなったり、ラクになるためにはどんな発信ができるかを常に考えています。

私の本の選び方は、「現在の困りごと」を本に相談するスタンスです。

同じ問いについて、ジャンルを限定せずに選びます。

文学、自己啓発本、ビジネス、専門書まで。

ジャンルや時代もひょいひょいと飛び越えながら、多角的な視点で答えを求めて、自分の思考を形成していく感じなのです。

又吉さんの言葉が、そのまま私の読書の動機と同じなので引用します。

"本は僕に必要なものでした。
本当に必要なものでした。

自分を不安にさせる、自分の中にある異常と思われる部分や、欠陥と思われる部分が小説として言語化されていることが嬉しかった。

「自分は変ではない。あるいは、人なんてみんなどこか変な面があるのだ」
と知ることができました。

本は自分の生活に直接反映されるものでした。"


また、こうも書いています。

"自分は世界のひとつであってすべてではない。
世界には無数の視点が存在している。

その中から自分の答えを見つければいい。
そもそも答えは簡単に出ない。

本はそのことを教えてくれます。
その先にきっとそれぞれの道があると思います。"

読書の理由は人の数だけあるし、選び方ももっと自由でいい。
救いを求めるのでもいい。

そうして、夜を乗り越えよう。










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