カムカムエブリバディ
アマゾンプライムでNHKの連続ドラマ「カムカムエブリバディ」を見ていて、僕が英語に興味を持った頃のことを思い出した。
1960年代半ば、小学6年生だった僕は友人のお兄さんが聴かせてくれたビートルズに衝撃を受け、ラジオでポップスを聴くようになっていた。
とくに、米軍向けの放送局、FENは音楽番組が多く、ポップスの本場アメリカからの情報も速かったので夜中に布団をかぶって夢中で聴いていた。
もちろん小学校ではまだ英語を習っていないので何を言ってるのか分からなかったが、ポップスが聴ければそれで良かった。
ビートルズのレコードが聴きたくて度々友達の家に行ってはレコードをかけてもらって最初に覚えたのが「ミッシェル」だった。完全に耳コピで覚えてしまった最初のポップスだ。
当時FENでは窪田ひろこさんというバイリンガルが一言日本語会話を教えるスポット番組があって、簡単な英語フレーズが覚えられた。
アルファベットも文法も知らない小学生は英語を音から学び始めたのだった。
これが後にリスニングの能力を高め、僕の国際基督教大学入学を可能にしたのだった。