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あの子の日記 「こぼれおちた苺ソフト」

日本のどこかの、誰かの1日を切り取った短篇日記集

曖昧な言葉で繋がったこの関係は今日でおしまいにしよう。

偽物の偶然を日常に散りばめて、少しずつお互いの気持ちを確かめてきた。

友達と大切な人との間で迷子になった僕たちは一体どこへ向かっているのかな。僕はね、君ともう一歩先へ進みたいと思っているんだ。

授業中にノートの隅っこで静かに言葉を交わし、二人きりで帰ることを初めて約束した。

長いようで短い駅までの道のりは、必要以上に心臓をはたらかせる僕たちにはちょうどいい距離だったね。

お互いの体温でじんわりと溶けていく指先。

大切な君のやわらかな手は、今、僕と繋がっている。

あたまのネジが何個か抜けちゃったので、ホームセンターで調達したいです。