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読書記録21・街歩き 『丸の内仲通り』NPO法人大丸有エリアマネジメント協会

こんにちは、だるまです。『丸の内仲通り』を読んで、丸の内仲通りに行ってきました。本に書かれていたことを確かめる旅、面白いです。

内容

大丸有地区(手町・の内・楽町一体の総称)エリアマネジメント協会が、丸の内仲通りの変遷や工夫についてふんだんに解説した本です。2002年の丸ビル改築に始まる丸の内再構築以前と、これまでの取り組みについて詳しく載っています。

特徴としては、東京都と千代田区、三菱地所、エリアマネジメント協会が一体となって整備をしてきたこと。法律がなければ作ってしまうほど、理想の空間に向けて邁進した姿勢がうかがえます。

丸の内仲通りへ行く

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早速丸の内仲通りへ行ってみました。
場所は皇居と東京駅の間で、大手町駅から有楽町駅にかけて南北を貫く通りです。

9/12(日)まで三菱地所の社会実験が行われており、通りにはキッチンカーや芝生広場、ストリートピアノなどが出ています。丸の内界隈で働いている人向けに屋外で仕事をしてもらう実験も行われています。

だるまが訪れた日は雨模様でキッチンカーも人もいませんでした。

彩りを加えたおしゃれなお店たち

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本の内容に戻ります。いまではショッピングや観光が楽しめる丸の内仲通りですが、丸の内再構築以前は銀行の窓口などが並ぶ殺風景なオフィス街でした。

再構築にあたり、通り沿いに店舗を誘致することになりました。その時真っ先に手を挙げたお店の一つが、写真に写っている「BEAMS」です。オフィスワーカーのいない休日でも通りを照らし続けました。

これらの店を皮切りに、現在では通り沿いにたくさんの店舗が並び、訪れた人を楽しませています。

工夫された舗装と側溝

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本書では、通りのデザインについて言及されていました。

上の写真で気が付くことはありますか?
できれば3つくらい。

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シンキングタイム

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さて、いかがでしょうか。実は丸の内仲通りには心地よい空間のための工夫が詰まっています。

例えば、特徴的な石畳。車道と歩道で同じ石(厳密にはコンクリートの表面に石を張り付けたもの)を用いることで一体感を創出しています。一方で、車道と歩道でデザインを変えており車が誤って歩道に乗り上げない工夫がされています。
石畳の並べ方は、特許がとられています。ランダムに見えるような規則性を考えたそうです。

次に、車道と歩道の境目に注目します。
普通の道路では高低差が15㎝くらいありますが、仲通りはわずか5㎝です。これは、歩道と車道の一体感を生む工夫でベビーカーなども押しやすくなっています。
さらに、境目に細い金属線が入っているのが見えるでしょうか。これは雨水を流す側溝です。スリット側溝といって、目立たないよう工夫がされています。

最後に、歩道のポールに注目します。
車止めのポールは取り外し可能でイベント時には花壇(お花のポット)が埋められるようになっています。ポットを植えた際は、水が地下から側溝に流れるシステムになっており、用意周到さを感じます。

花を飾ろう

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ひとつ前の写真で地上に花が植えられていましたが、空中にも花があります。

街灯の中腹に花を飾れるバスケットがあり、目線を下げても上げても花が目に留まるようになっています。

街灯の光温度も通りが温かく見えるように調整されています。地面だけではなく頭上の工夫にも注目してみてほしいです。

社会実験開催中!

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さて、今まで本書の内容紹介をかねて丸の内仲通りに実際に行ったレポをしてみました。

先ほども紹介しましたが、9月7日現在丸の内仲通りでは社会実験を開催中です。晴れた日に訪れてみてはいかがでしょうか。
社会実験期間中でなくても、昼間にはテーブルとイスが通りに並び歩行者天国となっていますので機会があれば覗いてみてください!

本の内容を確かめて、人に説明して、身になっているきがします。今後丸の内仲通りがどう時代に合わせて進化していくのか、楽しみです。

かしこ

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