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読書記録

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今まで読んだ本、おすすめしたい本の記録です
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2022年1月の記事一覧

読書記録41 1月に読んだ本まとめ【15冊+4冊】

こんにちは、だるまです。 2022年も本を読んでいきます。1月は当たり前と思っていた前提がガタガタと崩れていった月でした。 読んだ本1.『華氏451度』(2021)レイ・ブラッドベリ 1953年発刊。新年1発目、いい本を読みました。 2.『会って、話すこと。』(2021)田中泰延 ほぼ共著者である編集者の今野良介さんにスキをいただけてありがたい限りです。 3.『紙の動物園』(2017)ケン・リュウ 中国、日本、アメリカの混ざった歴史SF短編集。ファンタジーなのに心

読書記録40『ザ・万歩計』つべこべ言わずできることをやる

こんにちは、だるまです。前回のnoteで約束した通り、万城目学のエッセイを主役にした記事です。助演男優賞からの主演男優賞おめでとう! 森見登美彦と万城目学と紹介する本は万城目学の『ザ・万歩計』です。 万城目学は『プリンセス・トヨトミ』『偉大なる、しゅららぼん』を読んだくらいで、エッセイは読んだことはなかったです。 それでも彼の存在感が大きいのは、森見登美彦と仲がよろしいから。 年始のはてなブログでは、森見登美彦が愛する「コウペンちゃん」に対し、「僕はペンギンなんだペン!

読書記録39 ざ えっせい ‐面白いエッセイとは‐

こんにちは、だるまです。淹れた珈琲が美味しくてにんまりしています。お湯を少し冷まして、ちょろちょろと注ぐ時間がたまらなく好きです。 珈琲といえば、アマゾンプライムで観ている『珈琲いかがでしょう』。なぜ観ているかというと、中村倫也が好きだからです。すごいファンというわけではないです。「水曜日が消えた」は観ました、「凪のお暇」は観たい。 そんな中村倫也のエッセイ集『THE やんごとなき雑談』と、翌々日に読んだ万城目学の『ザ・万歩計』を引き合いに、エッセイとは?を考えていきます

読書記録38 ディストピア小説は予言書なのか

こんにちは、だるまです。2022年が2週間たったところで、ようやくまとめが終わりました。 新年初読書『華氏451度』新年1冊目読了は『華氏451度』レイ・ブラットベリでした。 2022年初めに読んで、名著はやはり名著だと実感しました。 あらすじ というような内容です。『1984年』のテレスクリーンに似た「壁」が登場し、雰囲気もどこか似ています。 5つの名言 物語の本筋も面白いのですが、何より名言のオンパレード。 付箋を貼っていったら大量にぴょんぴょんすることになり

読書記録37 他人になりえない自分【0107追記】

こんにちは、だるまです。色々ありまして授業が全面オンラインになり、久々にZoom議論の疲れを感じています。 新年二冊目新年一冊目は『華氏451度』で、読書記録をつくろうと下書きをせっせと書いているのですが、名言がありすぎてなかなか投稿できません。 ということで、二冊目から先に紹介することになりました。 田中泰延『会って、話すこと。』です。 図書館にぽつんと置いてあり、Zoomで疲れて今日はレポートやらんぞ!と決めたので読み終えました。 内容内容の前に、めちゃくちゃ字が