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狩猟免許取得への道③試験編

▼①②はこちら

 さて、いよいよ試験直前です。
 今回は、試験前にどんな勉強をしたか、また、試験当日がどのような感じだったのかを書いていきたいと思います。


1.試験勉強

(1)知識試験

 あまり面白みのない話ですが、問題集を解く→間違えた点、不明点をテキストで確認する、というのをひたすら何周も行いました。

 本当はテキスト全体を読み込むことがベストなんだろうな、と思いつつ、そこまではこなせていなかったように思います……。通勤時間にちょこちょこ見つつ、試験の1〜2週間前から必死でやり始めた気がします。知識定着のためにはもっと前からじっくり取り組むことを推奨いたします。

(2)実技試験

 わなや銃に触ったのが、1ヶ月前の初心者講習会の1回だけだったので、実技が記憶から抜けないよう、定期的に手と口を動かしながら脳内トレーニングしていました。
 その際、YouTubeで映像情報を補完していたのは結構よかったです。

(3)お世話になった動画貼っときます

 寝る前や移動中など、テキストや問題集を開けない時に、目や耳だけでお世話になった動画です。


(おまけ)当時結構必死だった自分


2.試験

 受験票が届いた時、試験時間が「9時40分〜16時」と書いてあり、長くない??と感じるとともに正直、当日まで試験の流れがよくわからず不安だったので、参考に記載します。前半がうろ覚えなので実際と少し異なっているかもしれません。
※わな、第一種猟銃のダブル受験の場合の流れです。

《タイムスケジュール(目安)》
 10:00~11:30頃 筆記試験、適性試験(わな・銃)
 12:30頃 結果発表
 13:12 猟具取り扱い(わな)
 13:20 鳥獣判別(銃)
 13:50 鳥獣判別(わな)
 14:15 猟具取扱(銃)

実技の時間、順番は受験票より引用

(1)筆記試験

 わなと銃、2冊分が一度に配布され、時間内にどちらも回答する方式でした。
 試験範囲はわなと銃の部分以外は同じなので、たまに被っているような問題もありました。問題集を何度も解いていれば、「なんじゃこりゃ〜?」という問いはほとんどなかったように思います。
 筆記試験のタイミングで実技の受験時間や順番(上記記載)について示された紙が配られました。

(2)適性試験

 筆記試験終了後、机の横や後ろに立っての実施でした。
 前に立つ試験監督に合わせて、同じ動きをします。腕を回したり、しゃがんだりする動作ができれば問題ないかと思います。

(3)実技試験

 筆記試験の後、しばらくしてから合格発表がございます。筆記を合格していれば午後からの実技試験の受験資格が得られます。
(不合格の方の方が少なかったので、不合格者の番号が書かれておりました)
 そこからは施設内外をぐるぐる回りながらの実技です。上に記載した時間はあくまで順番を示す目安で、終わったら順次次の試験会場で並んで待つ、というような感じでした。

  • 猟具取り扱い(わな)
    ①机の上に置かれたわなを手に取って、適法なものを選択
    ②わなの架設

  • 鳥獣判別(銃)
    ①鳥獣の絵を見ながら狩猟鳥獣かそうでないかを判別
    ②(そのまま誘導があり)外で目視試験。10m先に立つコーンや、200m先の建物がどれかを選択

  • 鳥獣判別(わな)
    さきほどの銃の鳥獣判別から鳥さんがいないバージョン

  • 猟具取扱(銃)
    (1人で)銃の点検・分解・組み立て、空気銃の扱い
    (2人で)集団行動(歩行、受け渡し、休憩)

 わなの架設の際、金具の扱いに結構力が必要だったため、一瞬全てを度忘れして頭が真っ白になったのですが、なんとかおそらく時間内に終わらせることができました。実技の幕開けがそのような状態で、「あ、もう落ちたかもしれん…」って思いながら続きの試験を受けたことを思い出しました。

(狩猟免許試験は減点方式で、各受験者の持ち点を100点として、減点数の合計が30点を超えない場合を合格とします。わなの架設ができなかったら31点の減点です。その時点で不合格になってしまうのです)

3.試験結果・感想つらつら

二週間後ぐらいに郵送にて合格発表がありました。

無事合格でした!!!やったー!!

 正直な感想としては「いや、これですぐ猟ができるようにはならんぞ!」でした。(実際、人には「ペーパーハンターになりました」って言ってます)
 ひとまずは狩猟に関する必要最低限の知識をぎゅぎゅっと詰め込んだだけなので、実践しはじめてから、もしくは猟友会に加入してから、技術の習得が叶うのではないかと思います。

 「趣味での狩猟」は考えておりませんでしたが、結局、銃の資格を取るのであれば鳥類の名前を覚えないといけなく、試験範囲がほぼ同じなので、網猟も一緒にとってしまえばよかった、とちょっと思いました。

 一度、お知り合いのお知り合いの猟師さんと、アナグマの仕掛けを一緒に設置させてもらいました。なんと数日後捕獲!嬉しかったです。(タイミングが合わず十食はできなかったです…「アナグマ=美味しい」を感じたかった。)

4.今後の方向性

 受けた年度が慌ただしくて猟友会に入れなかったのですが、今年の猟期からは加入できたらいいな、と思っています。
 資格を取ってから知ったのですが、「ハンター体験」なるものもあるのですね。こちらも気になります。
 いろんな形でこれからも手足を動かしつつ、経験を積み重ねて行きたいと思います。

5.おまけ


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