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狩猟免許取得への道②初心者狩猟免許講習会編

1.まえがき


狩猟免許取得までの道のりについて、記録に残しています。

※前回の記事はこちら

 今回は、猟友会主催の「初心者狩猟免許講習会」について書こうと思います。


2.講習会まで

 申込みをして数週間後、テキストと試験問題集が届きました。
 テキストの分厚さ(340ページ!)に少々慄きながら、予習する時間が取れないまま講習会へ行きました。

3.講習会の内容

 受講者の年齢幅は様々でしたが、人数は割と満員(80~90名)近くいたのではないかと思われます。圧倒的に、屈強そうな男性率が高かったです。

(1)1日目:わな猟(9:30~15:45)

  • 法令・鳥獣の知識
    狩猟読本をもとに、鳥獣法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)を中心に特に試験に出やすい箇所をご講義いただきました。そのほか、獣ごとの特徴や、生息箇所、狩猟のルール等、幅広い知識が必要なんだな、と思いました。

  • 猟具の知識
    はこ罠、くくり罠等、それぞれの猟具の特徴を知るとともに、必要以上に動物を苦しめないためのルールを学びました。また、使ってはいけない非法定猟具についても教えていただきました。昔は法定用具だったものもありました。

  • 猟具の実技/判別
    10人ほどで1グループになり、わなの仮設についての実技指導がありました。また、非法定猟具について見分けられるように、実際の猟具を触りながら確認も行いました。

  • 鳥獣の判別
    イラストを見ながら狩猟鳥獣、非狩猟鳥獣についての覚え方や判別方法について教えていただきました。一番衝撃的だったのは「アナグマは絵のとおりプリッとしてて「美味しい」ので、「アナグマ=美味しい」で覚えてね!」一発で覚えました、先生。


(2)2日目:第一種猟銃(9:30~14:45)

  • 実技の説明・ビデオ視聴
    実際に銃を取り扱う際の動画を資料しました。今日1日でこれだけ学ぶのか…?!と恐れ慄きました。

  • 分解・組み立て・装填射撃姿勢
    1人ずつ模擬銃を触りながら、確認事項をご指導いただきました。覚えるべき項目が多いため、他の方が扱っている際に一つ一つ手順をおさらいしていました。

  • 団体行動・休憩・受け渡し
    2人組で行動する時の動き方について学びました。人と行動する際は、銃の向きや持ち方がポイントになります。

  • 空気銃の取り扱い
    ポンプ式の空気銃の装填射撃姿勢までの流れを、一通り実践いたしました。

  • 距離の目測
    目測で、10mの箇所と、200mの箇所を当てます。
    10m:コーンが一列で複数置いてあり、何個目が10mなのかを当てる
    200m:複数の建物を示され、どこが200mの位置なのかを当てる
    私は正直これが一番苦手でした……。

  • 猟具の知識
    銃の種類や各パーツの名称や役割、弾丸種別の飛距離についてお教えいただきました。暗記が肝な部分ではあるのですが、馴染みがないためか、なかなか頭に入ってこなくて苦戦しました。

  • 鳥獣判別
    銃(と網)だと、鳥類も狩猟対象になります。そのため、今回は鳥類を中心に覚えました。カモの種類が多過ぎて目が回りそうでしたが、美味しそうでした。

    ★実技で銃を取り扱う際、弾や異物が入ってないことを確認するタイミングが何度もあるのですが、その都度、「実包なし!」「異物なし!」等、自信がなかったら何度でも言う。言う時は試験官に聞こえるようにはっきり言うことが大事だなと思いました。

4.つらつらと感想

  • 一部を除いて、基本的には写真や動画を撮ることができなかったので、必死に手順をメモをとった。

  • 試験内容は実技が多いこともあり、実際に猟具や銃に触って確認するタイミングが講習会の日だけなのは不安だった。

  • その日銃の講習に来ていた女性は3名だったので、1グループで行動した。

  • お昼休憩時間中に、猟友会の方に相談する機会があった。社会人など、平日はなかなかわなの見回りができない人は、LINEグループで管理しているとのこと。とても親切に教えていただきました。

★声を大にして言いたいこと

  • テキストが分厚く試験範囲が広い中、頻出内容を教えていただけること

  • この講習会でしか実技の実践ができないこと

から、初めて勉強される方は受講をお勧めします!!
(「某ゼミで見たやつ!」以上の答え、んn、ヒントがたくさんあったように思います。)

最後は、試験勉強の内容と試験当日のことについて書きたいと思います。

5.おまけ


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