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空の上でマハラジャになる

87 .エアーインディアビジネスクラス

 ローマのフィウミチーノ空港のエアインディアカウンターでチェックインする。航空券の他にラウンジ利用券とファストトラックパスを手渡される。この青い券を見せたら、エコノミークラス客が数百人行列しているのを横目に、全く別の通路に案内されて出国搭乗の各種手続きが一瞬で終わってしまった。

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 エアインディアのビジネスクラス座席はやたら広々としている。そして機内アメニティはこれでもかこれでもかと用意されている。パジャマ上下まで新品の支給。そもそも機体に乗り込む入口がエコノミーとビジネスで分けられていて、お互いのエリアに絶対に足を踏み入れることがないようになっている。トイレも厳格に分けられている。



94.エアーインディア ビジネスクラス

 快適な8時間のフライト。王侯貴族のように扱われる。全日空と同じぐらい居心地がいいが、こちらの方が特別扱いの雰囲気が強い感じ。カーストの国だからなんだろうか。

機内食はカレー


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 隣の席のバレンドゥ・シンさん。北インドのランタンボール国立公園の横でDEV VILASというホテルを経営している社長だ。

94.エアインディア座席

 自分の土地から虎と熊が毎日見られるとのことだ。「こないだはマイケル・ダグラス夫妻も遊びに来たよ」と写真を見せてくれた。確かにマイケル・ダグラスがジープに乗って双眼鏡を手にしている。社長は右脚が義足だ。「猟銃で鳥を撃つ競技の選手なんだ。もちろんパラリンピックだがね。」「来年日本にも来る?」「選ばれたらね。」「ご自分の領地でも鳥を撃つの?」「そうだよ。でも練習のためには機械仕掛けの鳥を使う。」とても熱心に「虎を見にうちのホテルにいらっしゃい。」と勧められた。思わず本気で予定を入れちゃいそうになった。

HOTEL DEV VILAS

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