ご機嫌を身にまとう

最近は「ご機嫌に過ごすこと」を意識するようにしています。

ポジティブとは少し違う気がします。毎日前向きに過ごすことは難しいのですが、それでも笑顔をキープし、挨拶を欠かさず、ちょっとしたイレギュラーがあったとしても「まぁいいか」「こういうこともある」と受け入れて過ごすようなイメージです。

ご機嫌に過ごすと、自分の周囲の雰囲気が良くなる気がします。気がするどころか、確実に物事が好転していくと言っても過言ではありません。

他人のミスでイライラすることがあるかもしれません。顔をしかめたり、自分の不機嫌に任せて相手のミスを咎めることは簡単ですが、大抵の場合、物事は好転しません。むしろ雰囲気が悪くなったり、双方のパフォーマンスの低下にも繋がります。

誰かのミスは、組織や会社の発展においては注意や指導がつきものなのかもしれませんが、ご機嫌は忘れずに。ミスによって生じるコミュニケーションを楽しむこと、失敗を通して互いに学べること、より深く互いを理解し、次に向けての歩みを楽しく踏み出せるような振る舞い方をしたほうが、気分はルンルンです。

気持ちに余裕のない時は、必要のないコミュニケーションを避けたくなるかもしれません。電車を降りる時の「ありがとうございました」の一言。ちょっと余裕のない時でも、その一言で自分にご機嫌を纏うことができます。
コンビニの店員さんへの態度。袋を断るとき、レシートを断るとき、笑顔で、丁寧な言葉で「大丈夫です〜！ありがとうございます！」を伝えられると、自分だけではなく店員さんにもご機嫌をお裾分けできます。

スケジュールが相手の都合で急遽変更になってしまったとき。しかもそれが仕方のない理由だった場合。相手も悪くなければ自分も悪くないなんてときは、小さなストレスの行き場が見つからないと思うのです。そんなときに「まぁいいか」「こういうこともあるさ」と切り替えて、思わぬ空白時間をどう過ごすか、楽しく考えてみるとやはり気持ちがいいのです。

「なんだかあの人はいつも楽しそうにしてる」
「あの人の横にいると私まで楽しく過ごせる」

そう思ってもらえる人の周りには、自然と人が集まってくるのだと思います。「あぁこの人の周りには素敵な人が集まってくるな」と僕が感じる人は、常にニコニコしていますし、心の換気がとても上手な方が多いです。

僕の場合、ご機嫌を意識するようにしたのはここ数ヶ月のはなしで、「最近のご機嫌でめっちゃ人が集まってきたよ」なんてことを言いたいわけではありません。しかし、多くの人に関わる活動をしていることもあって、素敵な人に囲まれた暮らしをさせていただいています。だからこそ、もっと皆に楽しさをお裾分けしたい思いで、自分の機嫌を取ることを、ここ最近より意識するようになったというわけです。

皆さんも、ぜひご機嫌に過ごしてみてください。昨日よりも風通しのよい、スッキリとした一日が送れるはずです。