「路地裏ニャン方見聞録リターンズ」#4 「ネコが人気って本当なのね」編 釜山 韓国編 Part 1
好きな料理はどこ料理？ そう聞かれたら場合の、私の模範解答はこれ。
タイ料理、韓国料理、和食である。和食以外の２つは料理となってしまうのがなんだかしっくりこない感じである。
色にあまりこだわりがないモリケンこと、私。
長期間海外を放浪していても、取り立てて和食が食べたいとか、現地料理が食べたいとか、そういう気持ちがあまり沸かないのだ。それでも、高級じゃなければ、その土地でしか食べられない物は経験になるので、食べるようにしている。そういう面においては、非常に楽なのかなあと思うのだが、それでも好きな料理という物はあるのだ。それが、タイ料理と韓国料理である。
タイ料理で大好物なのは、みんな大好き？ トムヤムクンである。私は、過去に香港が中国に変換される頃、香港はずっとある。だったら大好物のトムヤムクンを本場で食べたい。そう思って、ネコ撮影の放浪コースを、香港ベースではなく、タイベースで考えたくらいである。タイベースって書くと、なんだかタイ風の出汁のような感じに聞こえてくるから、私のタイ料理好きがうかがい知れるのだ。
博多港から釜山へ向かうフェリーからの風景
この旅のコースは大まかに、タイに寄る。それで決まったのだ。
なので、航空券は、撮影に行ってみたかった、マレーシア航空でスペインのマドリッド行きの片道航空券になった。この人何を言ってるんだろうと思うだろうが、昔は今よりも航空券の買い方が大変で、格安航空券を取り扱っている旅行代理店で購入という仕方だったのだ。当時はその名も「格安航空券」というそのまんまの格安航空券を取り扱っている会社が掲載されている雑誌が愛読書だった。あ、当然だけど、「旅行人」も愛読書である。
勝手師匠はタマキングこと「宮田珠己」氏である。フォトエッセイを書くこともあり、おもしろエッセイはたくさん読んでいて、「あやしい探検隊」シリーズの椎名誠氏、「どくとるマンボウ」シリーズの北杜夫氏、ダラハーこと原田宗典氏も読みまくったなあ。もちろん蔵前仁一氏も読み漁ったのだ。
というか、高校時代から活字中毒レベルだったので、勉強のためと言いながら、おもしろいというエッセイ、旅のエッセイなどはほとんど読破しているんじゃないかなと思うけど、全部と言わないところがキュートなオヂサマな感じである。
トムヤムクン食べたさにタイを目的地に選んだということはわかったけれど、じゃあ韓国料理はどうなった？ それはまた別のタイミングで行ったのである。韓国料理食べたさに、ネコ撮影に向かったのだ。
前情報ではあまりネコのことを好きじゃないというお国柄ということ。それでもネコが街中を歩いていないことはないだろうと、期待を抱きながら向かったのだった（今回は4回目の旅の話）。実際それは初めて訪韓したときに思い知ったのだった。最初に訪れてからもう10年近く経過して、その後にも何度か訪韓しているので、なんとなく変化は感じていたけれど、ここ3年〜4年でネコ人気が加速していたのだ。
それは、よく撮影に訪れている福岡の島にくる、海外からの観光客で韓国人が多いということで実感。実際に話を聞いていくと、元々は犬が人気なのは知っていたけれど、SNSなどでかわいいネコ写真や動画を見ることができるようになって、ネコのかわいさが認知されたとのこと。
なるほど、そういう情報の伝播方法もあるんだなあと感心したのだった。
ということは、私のステキっぷりをこんな感じでSNSで伝われ、伝われと念じながらこのテキストを入力中.........。
いかんいかん。このままだと釜山に到着する前に話が終わるのだ。
それは避けたいけど、これ以上長くすると飽きてきてしまうので、今回はここまで。
次号へつづくのだ。
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