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お金のお守り、持ってますか

お金の不安は、増すばかり

2,000万円問題をはじめ、この先のお金の心配はつきません。コロナ禍のようなもしものときの備え、この先のライフステージにおいて必要なお金、老後の必要資金など、お金が足りないかもしれないことによる不安を抱える人も多いと思います。

この本は

・投資を始めたいけど知識がないので始める勇気を持てない
・お金の勉強をしたいけど、難しい本を読むのは気が引ける
・貯蓄だけで将来への備えが十分なのか不安だ

このような方におすすめです。

お金に弱い国、ニッポン

日本人のマネーリテラシーが先進国のなかではかなり低い位置にあるということはご存知ですか。そもそも、日本において義務教育の範疇でお金についての勉強をする機会はほぼありません。学ぶ機会がないのであれば、知識が身につくはずもありません。

本書のあとがきでも触れられていますが、経済協力開発機構(OECD)が2018年に公表した資料によると、資料内34か国の中で小学校から大学までの教育機関への公的支出の割合が最も低いのは、日本だったそうです。そして、とある論文によれば公共政策のなかで最も費用対効果の高いものは、教育に資金を投じることだそうです。なぜなら、国の教育が充実して国民の収入が上がれば、その分税収も多く見込めるようになるから、だそうです。

日本は教育への投資が弱く、それによって教育水準の上がらぬまま時間がたって親世代が増え、その子世代もやはり教育への投資が行われない、というような負のスパイラルになってきているようです。お金について学んだことがある人がほとんどいない以上、投資するべきところがわからない大人が多くなってしまい、このような流れになるのも仕方ないのでしょうか。

かくいう僕自身も、マネーリテラシーの低さを自覚しています。リボ払いがとんでもない借金だという認識を持っていませんでしたし、投資は怖いものとして知ろうともせず避けてばかり来ました。しかし、稼ぎ方が多様化している時代、いつまでもこんな状態でいるわけにはいかない、親になった以上子どもに同じような失敗をさせてはいけないと思い、お金の勉強に興味を持つようになりました。そんな中、Twitterであんじゅ先生のアカウントを見かけ、この本のことを知ったのです。

お金について当たり前に学べるように

この本は、先々に向けてお金を増やしながら貯めていく手段について、投資初心者でもわかる説明でまとめられたコミックエッセイです。漫画の作成はあんじゅ先生こと若林杏樹さんが担当され、内容については税理士の大河内薫さんが担当されています。

大河内さんの人生賭けての目標は「お金の教育を義務教育に」ということだそうです。この理想を持って活動されている方が現実にいるということに、僕は大きな感銘を受けました。お金の知識がある人だけが得をして、持たない人が損をする、そんな各社社会が変わってほしいなと思います。

お金に強くなり、負けない人生に

大河内さんたちはこの本を「お金のお守り本」と呼んでおられます。お金に強くなることは、自分と大切な人たちの人生を守ること。僕もここからもっとお金の守り方、増やし方について学んで実践していきたいと思いました。

(この記事はnoteの募集テーマ #推薦図書 に合わせて執筆しました)

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