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マネージメント職で知らない人アウト!ダニエルキムの成功循環モデルについて考えてみた

ダニエルキムの成功循環モデルご存知ですか?

ダニエルキムの成功循環モデルの言葉やモデル自体をマネージメント職で知らない人はいるかもしれません。
でもモデルの中身の意味を知らないマネージメント職の人が居たらアウトです!
言葉は知らなくても経験上やってる人は沢山いると思います。
体系立てて説明しているのがこのモデルです。

ダニエルキムの成功循環モデルとは

下の図の左側の赤である結果の質から始めると失敗しますよという話で、右側の赤である関係の質から始めると成功しまうよという話です。

失敗の例

先ず売上目標を決めて全員で目標に向かって仕事をする。エンジニアの場合は、採用人数とか、バグ発生数とかデプロイ数とかがあると思います。
最近の企業だとKPIやKGIを決めてそこに向かうマネージメントは一般的です。

これが失敗の循環モデルだとダニエルキムさんは言います。

関係値がしっかり気づかれてないのにいきなり結果を求められても誰もついていかない。
1.結果の質を求める:ゴールを決めて目標を決めて結果を求める 
2.関係の質を求める:仲良くしようとしても、結果がでないので関係に亀裂がおこる 
3.思考の質を求める:思考を合わせようと話し合うが関係値が壊れているので疑心暗鬼になる
4.行動の質を求める:疑心暗鬼なので行動も消極的になる
5.結果の質を求める:更に結果がでなくなる

よくある悪循環です。

成功の例

先ず関係値を良くする。相手を知って自分をしってもらうプロセスから初めて、思考をあわせていけば、行動に関してディスカッションしても前向きな議論が出来ます。
これによって自然と結果がよくなります。

これが成功の循環モデル。

1.関係の質を求める:先ず関係値を良くする。相手を知って自分をしってもらう
2.思考の質を求める:関係地が出来たので、思考について話あって、高い思考レベルで合意する。フレームワークについて話たり、アーキテクチャについて話あう
3.行動の質を求める:テストをしっかりやろうとか、納期は守ろうとか、勉強会をやろうとか行動の質を高める
4.結果の質を求める:自然と納期が守れて、バグもなく、採用も結果が出る
5.関係の質を求める:良い結果と良い仲間が増えて、更に関係値がよくなる 

最高な組織の出来上がりです。

実際はどうなのか?

CTOとして10社、20年、技術顧問として20社以上見てきた森川からすると、これは正しくその通りです。
結果から話しても誰もついていかない。余計に関係がわるくなるのは、よくある悪い組織事例の典型例です。
良く会議が始まる前にアイスブレイクがあります。これは、最初に関係値を良くするためです。先ずはお互いをしる事や緊張をなくす方法です。

お互いを知らない状態で結果の話をしても空気悪くなるだけです。1on1とか、飲み会とか、遊びとかで関係値を構築しておくとその後がとても仕事がやりさすい。
上司でも冗談を言ってもらえれる状態になることが実がとっても重要。
これは心理的安全性とも言われる事です。
別途、心理的安全性について記事にしたいと思います。

最後に

未経験の皆さん、若手エンジニアの皆さん、勉強方法について悩みがあればなんでも気軽に質問して下さい!
これからも記事を書いていきますので、モチベーションアップのためフォロー、イイねお願いします。

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