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メタバースで『3.5次元』がきっと来る、という話【未来予測】

おつかれさまです。モリプトタツヤです。
普段はWebサービスの開発や運営の支援、Web・アプリ・SNSのマーケティング活用などでプロデュース的に携わっています。

ここではWeb3やブロックチェーン、NFT、DeFi、DAO、DAppsなどCrypto関連について日々学んだことをアウトプットしていきます。

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■こんな人にオススメです。
・Cryptoを技術ではなくサービスや価値観などの軸から理解したい人
・Webマーケティングのトレンドやムーブメントを早耳しておきたい人
・いまWebマーケティングやWebサービス運営に携わっている人
⇒これから先の変化への想像力を広げていきましょう。

■メタバースで『3.5次元』がきっと来る!

昨日、とある超有名ゲーム&アニメIPの方とNFTやメタバースなどWeb3の活用アイディアについてお話をしていました。

NFTトレーディングカードの販売なんかは世の中でもうたくさんやられていて、それ自体はファンのコレクション心×NFTの目新しさというマーケティングでアリっちゃあアリだけど「世界中から世界共通通貨であるETHで買ってもらえて郵送不要」くらいしか活かせてなくて正直つまらない。NFTである必然性がないよね、カードゲーム要素を加えてGameFiやDeFi運用要素が掛け合わされてナンボかな。

IPとしてはもっと作品の世界観と現実がシームレスにつながっている実感を持たせられるような表現だとか、ファンとしっかりつながっている絆が長く作品を成長させるような関係性だとかを作りたい。新作を作る→新作のグッズが売れる、のサイクルはIPもファンも疲弊する。

なんて会話をしておりました。

じゃあ何ができるかな、どうやるべきかな、という話はそのIPさんから出る次回新作に向けて引き続き検討するとして、その中でひとつ思いついたことがあります。

メタバースでアバターが劇を演じたらそれは3.5次元?

人間がアニメキャラに扮してステージで演劇をやるのが2.5次元。
見た目は人間。テーマはアニメ。

メタバースではアバターは現実世界=3次元の人間が操作している。
でも見た目は3D CG。

そこにアニメやゲームのキャラクター要素を入れ込んだステージを作ったらそれは3.5次元?

2次元テーマを3次元の人間が3D CGのアバターで演じた映像をメタバース内の劇場のスクリーンに投影してアバター姿の皆が見るとかマトリョーシカのような構造を想像したら頭がクラクラしてきました。

■メタバース『3.5次元』×NFT×DeFiのアイディア

ステージに留まらずメタバース全体を使ってフラッシュモブ的に劇が行われると面白くない?いや、ステージに限定して入場券をNFTで販売するとか、バックステージパスを限定NFTで販売するとかの方がいいか。ステージに限定しないと作品の世界観の再現性が一番大事だし。

入場券をNFTにすれば不正転売歴がブロックチェーンに記録されるから無効化もできるし、転売OKとして興行主に転売益が入る仕組みにしてもいいし。
スマートコントラクト×チケットは最高

MOBとして参加できる権利をNFT衣装として販売するとか?
第1回の初公演で発売された衣装を持ってたら価値爆上がり。
主演の人が実際にステージで着ていた衣装なんてサザビーズ級かも。
ブロックチェーンに「実際に主演が着ていた」ことが刻まれているので100%本物確定。

衣装NFTは転売もできるけど持ち続けると毎日トークンがもらえて、トークンを一定量蓄えるとMOBからセリフのある脇役→名前のある共演者になれるとか。役名の命名権・変更権もトークンで買えるとか。

そのトークンは市場で直接買うこともできて、早く買い集めてステージに出る権利を得る人が出てきたり。

ステージに上がれる役者の数はおのずと限りがあるからNFTの数量限定というのと相性がいい。

これはNFTアート×DeFiの先進事例『Hashmasks』に学んでいます。
Hashmasksについて詳しくはパジさんのYouTube動画をご覧いただけるとバッチリ理解できます。

■メタバースの表現力、音響、照明が追い付くのはいつか

妄想は膨らみますが、実際に『3.5次元』の演劇ができるかというと今は技術的な課題がまだクリアされていないと思います。

The SANDBOXのレゴブロックな見た目では表現できないことも多いですし、VRヘッドセットに付属するコントローラーで操作できる範囲の演技に限定されるのもまだまだです。
(ステージ上の役者だけでも)全身のモーショントラッキングに対応したメタバースや、それに対応したウェアラブル端末の登場が待たれます。

スターウォーズ×レゴのアニメ風と割り切って先行事例化してくることはあり得ると思いますが。

加えて、観客に役者の声・BGM・SEをきちんと届かせる音響設備、舞台の表現力を5億倍にする照明、ステージセットの切り替えなどの仕組みを持ったメタバースが登場することも必要です。

メタバース内に土地を買った人の中で「劇場」を作る人は必ずいると思います。その劇場の設備として音響や照明が用意されていると、「劇団」はその設備を使って作劇に集中できます。きっと誰かが作ってくれるはずです。

役者が生で演じるのであれば、メタバース内で音響や照明を操作するのも人間になるでしょう。時間が押す・巻く、アドリブやアクシデントなど必ず起きますから、役者に合わせて生で操作する必要があります。なので音響さんや照明さんもメタバース内の仕事になりますね。しかも後述しますが世界マーケットで大活躍です。

ステージセットの切り替えは、フィジカルな舞台では実現できない表現が数多く登場するでしょう。場面転換は瞬時ですし、セットが動く・拡大縮小する・変形するなど自由自在です。これまでの演劇では体験できなかった全く新しい世界観を作ることができるはずです。

先述したNFT入場券やNFT×DeFiの仕組みも劇場側が用意するかもしれません。

■演劇専門のメタバースが登場か?

これらをすべて「機能」として完備した演劇専用のメタバースが登場してもいいと思います。今後は何でもありなメタバースから、よりテーマが絞られていくはずです。

劇場はそれぞれオーナーがいて、下北の小劇場・ブロードウェイ・劇団四季劇場、ミュージカル専門・オペラ専門・アングラ専門などバリエーション豊かに展開されるでしょう。そのメタバースのユーザーは世界中の演劇が好きな人にターゲット。

言語ごとにステージが分かれていてもいいでしょうし、将来自動翻訳技術がめっちゃ発展したら言葉の壁を越えて世界中の演劇が気軽に見放題ですね。(少なくとも台本のセリフやト書きを字幕で翻訳表示することはできるはずです。)

現地に赴くのは難しくても、メタバースなら一瞬でニューヨークでもパリでもメルボルンでも東京でも行くことができます。『3.5次元』にとどまらず演劇のメタバース化、最高じゃないですか?

私と同じように最高だと思った人がいれば、その数が多ければ必ず実現されます。そんな未来が必ず来ます。私は待ってるだけより作る方が楽しい方なので、作りたいと思います。ぜひ一緒に作りましょう。

クリプトの事例や使い道を知ることで「すごい未来」の想像を広げられるようになるといいなと思います。今あるサービスがクリプトでこう変わるといいな、や、こんな新しいサービスを作れたらいいな、をどんどん発信していきます。

もし皆さまのところでクリプトなサービスを作る機会がありましたら是非お声がけいただけるとすごく嬉しいです。⇒twitterのDMでぜひ!

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