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「自分を信用しない」タスク管理の技術

2020年の11月頃から進めていたタスク管理の最適化が、2021年2月現在形になってきたので紹介します。

普段は社会人としてゲーム開発の仕事をしつつ、個人でも色々作ったりしています。その上での共有です。

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そもそも大前提となる自分の欠陥として脳内で
・タスク一つ一つどれくらい時間ががかかるか
・残り何をやる必要があるのか
というタスクの倉庫番が全くできませんでした。待ち合わせには遅れる常習犯で、制作系のタスクは全くタスクが見積もれてなくて期限間際は毎回デスマーチ…そして睡眠不足になって集中力ダウン。そして集中力ダウンによって自己肯定感が下がる。とてもよろしくない。

ただやってみないと分からないことの方が多いので、社会人として働きつつも無理しない範囲でこなすタスク量は最大限まで増やしたい。そして少しずつその質を高めたい。

そのため、自分が以前からタスク管理としてやりたい事はこんな感じでした。

・目的をもってタスクを決める
・タスクの倉庫番
・見積もりと実績の確認
・タスクごとの良かった部分・悪かった部分・改善点を挙げて反省と改善
 →何が良くて何が悪かったのか、も忘れてしまうのでタスクごとに記録で付ける。
・タスクに集中する
・タスクに集中しすぎない
 →集中して時間を使いすぎるのは避けたい。時間の使い方をコントロールしたい。
・「やったこと」を明確にして自信をつける
 →自分の時間の使い方すら忘れてしまうので記録にする。

めっちゃ多い。これを脳の認知資源を使わずにある程度自動化して記録として集計されるよう工夫した結果として、こんな感じのスプレッドシートができました。

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タスク一つ一つの見積もり時間と実際の作業時間の差異を確認。著しくオーバーしたものは強調表示

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一つ一つのタスクに簡単にコメントを残す

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一日のタスク取り組みを種類ごとに分類して使用時間でパーセントを出す。前日の反省内容を表示する。

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実際にこなしたTrelloのカード数の推移を表示

noteでこのサイズの画像って読めるのか…?あんまり上手く過ごせた日のスクショじゃないけど実際の利用の様子として良いかもしれない。

記録自体はツールを使ってるのであまり時間を使ってません。具体的にはこんな感じ。

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⓪Trelloで現在抱えている「タスク」「他の人の確認待ち」、終わったものを「完了」で管理

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①TaskChute Cloudでそれぞれタスクの見積もりを行い、実際にかかった時間を記録する(さっそくこの記事を書く作業時間が見積りオーバーしてる)

② ⓪と①からログを落としたりAPIを使ったりしてスプレッドシートに反映(この辺は色々やって半自動化)


こんな感じで毎日タスクをこなしながら
・どのジャンルのタスクが一日を占めていてそれは必要なのか
 →不要な単純作業なら無くせないか、短くできないか
 →交流時間が短いから人と話す時間を作ろう、など
・今やってることは自分の将来のための時間の使い方として合っているのか
 →マネジメントに時間をかけすぎてるから開発にも手を付けよう
・実際に世に出してみた反応を見て同じ時間で更に質を高めるにはどうすればよいのか
 →アナリティクスと所要時間でコスパを判断
などなど考えながら毎日を過ごしています。これを脳内でやったら認知資源めちゃくちゃ消費しそう。

めちゃくちゃ端折ってしまったけど簡単な紹介でした。読んでくれた方ありがとうございました!

(個人だけでなく今行ってるチームでの開発でも同じような運用してます)

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