インド人と数字#1(9がよい)

10年ほど前でしょうか、インド人の数学が
ブームになったことがありました。
掛け算を日本以上に記憶してスラスラと暗算で、
2桁×2桁の計算はすべて覚えている？！
と言うことで、盛り上がりましたが、
実際には、インドの小学校で覚えるのは
19×19までのようです。
それでも日本の４倍以上ですから、、
すごいですね。

インド人は何かと記憶力がいい、という話を
以前の「インド人の仕事#5（メモは取らない）」
でしましたが、
ヒンディー語の数字にも
その要因はありそうです。
0から99までの数を見たときに、
日本語なら23を「に」「じゅう」「さん」
と読み、まあ要するに、
0から9の一桁の数と、位の数
（十、百、千、万、、、）を
覚えれば全ての数を読めます。

ヒンディー語は次のURLでも紹介
されていますが、
（また、ヒンディー語でインド全体を
語ってしまっていますが）
0から99までの数は、ある程度は規則があり、
1の位の数の規則っぽい接尾
（元の1から9から多少変化した語）と、
10の位を示すっぽい末尾を
組み合わせるのですが、
末尾の10の位自体には何の規則もなく、
また、チョコチョコと規則から外れるので、
結果、このURLの通り、
全部覚えましょう、となります。

数字と数詞

はい、0から99の100個の数字を
全て個別に覚えないと、
数さえ数えられないのです。。
あらら、これは大変。。
ひたすら覚えるしかないんでしょうね。
まあ、正確じゃなくても
だいたい通じるんでしょうけど。
こうした、数に代表されるように、
必然的に覚えないといけないことが
多いんでしょうね。

また、面白いのがインドは
「9」が完全数、というところがあり、
占星術だったり、古来からの人間の感情、
状態の数だったり、いろいろあるのですが、
「9」のものが多いことに由来しています。
ですので、日本でもよくある、
「今週のトップ10」は、
「今週のトップ9」となります。
キリのいい数が、縁起の良い9なんでしょう。
ということで、9がインドのマジックナンバー、
は知っておくとよいかも、です。